オオガネギターズとはマモピーである。 -4ページ目

オオガネギターズとはマモピーである。

茨城県の片田舎のギター・ベースの個人工房のあるじのブログ。
ドラマーなのにギター・ベースの工房をやっている、というね。


茨城県水戸市の齊藤様の赤いストラト。
新しいギターなので指板が縮むけど金属であるフレットは縮まず、相対的にエッジが出っ張ります。
大量生産のギターやベースにはよくある現象です。

ここが出っ張ります。
見た目ではほぼわかりませんが、触ると誰でもすぐわかります。

・作業しやすいようにばらす。
・フレットエッジを削って修正。
・塗装。
・フレットに着いた塗料をはがす。
・組み込みと調整。

メイプル指板なので元々指板に塗装がしてあります。
フレットエッジ修正は指板エッジも削るので、再塗装の必要があります。
(ちなみにフレット交換時も再塗装が必要になります。)
ローズやエボニーなどの塗装されていない指板は再塗装はありません。

このギターのネックの塗装はヘッドのトップ面は磨き仕上げで、他の部分はつや消しでした。


茨城県水戸市の深谷様からのご依頼です。
ボディのセルバインディング、ウエストのくびれの所が表と裏の1弦側と6弦側、計4ヵ所がはがれています。

ネットで調べると、近年物のマーチンには多い症状らしいです。
経年変化でセルが縮み、接着が弱いためにはがれるということです。

とりあえずそのまま接着しました。

表側はうまくいきましたが、裏側はダメでした。
一旦大きくはがしてから貼り直しました。


マーチンD28。アコースティックギターの世界基準。

茨城県ひたちなか市の柴田様からのご依頼です。

夏に突然コントラバスが崩壊した!とのこと。

アコースティックの弦楽器はたま起こります。

気温の変化が主な原因です。
弦は鉄やステンレスなどの金属で、楽器は木材。
木材のほうが温度変化で伸びたり縮んだりします。
弦の張力はナットや駒で受けてますが、伸び縮みを繰り返しているうちにストレスが蓄積されます。

それはまさに地球の大陸プレートのズレによる地震と同じ!

今回はテールピースを取り付けているテールピースファステナーという部品が破断していて、駒はもちろんはずれていて、更に魂柱(こんちゅう)もはずれていました。

魂柱とはヴァイオリンなどのボディ内、ブリッジ付近にセットしてある「つっかい棒」で、強度や音質に関わる、まさに「魂の柱」です。

↑破断したテールピースファステナー。


↑ボディ内に転がってます。
↑コントラバスの魂柱はこんなサイズ。


専用工具は持ってないので、道具や材料を上手く組み合わせて・・・セット!うまい!

それはまさに透明な箱の中のバナナを道具を使って上手に取り出したチンパンジーのようなヒラメキ!


↑ファステナーの同等品のテールピースコード。テールピースに通して縛りました。
ケブラー繊維でできてます。


組み込み。完成ー!

今回のお客様の柴田様は実は僕の昔のバンドメイトの息子さんです。

当時僕らはレッド・ホット・チリペッパーズのコピーバンドやってました。
二十数年前の話です。