単刀直入に言えばいいのに、どうでもいいことをつけたしたくなる悪い癖。

そんなことだから誰にも読まれないブログをちまちま書く羽目になるのである。

今のところ、まずは個人的な感想を書きためようと思っているので、まぁいいと

しよう。

どうでもいいけど、ミュージカル嫌いの僕が一気にミュージカルに目覚めた映画。

フランス語の語感が耳に心地よい。アメリカのミュージカルみたいにハッピーエンド

でないところも良し。はかなくもシェルブールに雪が降るのだ。

 

話としては3部作。

出会い、新しい出会いと別れ、再会ーすでに後戻りはできなかった。

これだけでは何のことかさっぱりわからん。

 

ドヌーブとギューイが恋に落ちている。

ドヌーブはシェルブールの傘屋の娘、ギューイは自動車整備工。

ギューイは20歳、まだ兵役を経ていない。

時代はアルジェ戦争期。戦争へ行って戻らないかもしれない相手と恋していると

知った母はなんとか娘の恋を思いとどまらせようとするが、母の思いとは別に娘

はどんどん恋に落ちていく。

ギューイの兵役が決まり、出発前の夜に二人は結ばれる。

そしてシェルブール駅で二人はしばしの別れをつげる。

これが第一部。

 

二部ではドヌーブのおなかが大きくなっている。

最初は手紙のやりとりも頻繁だったものの、徐々に頻度が落ちていく。

出産前になって不安が高まるドヌーブ。

以前、急な税金がかかってきたとき、自分の宝石を高値で購入してくれて、急場

を救ってくれた  と時々食事をともにしている。

彼は実はドヌーブを愛し始めていた。

それを知った母親は大喜び。

娘も自分を求愛してくれる人がいて、妊娠していても構わないと言ってくれている

こともあり、次第に心が惹かれて、とうとう結婚。

やがて、シェルブールを後にする。

2年が経ち、シェルブールに戻ったギューイは傘屋に急いでいったものの、違う店

が入っている。

事実を知ったギューイはやけになって、ギャンブルや酒におぼれる日を過ごす。

そうこうするうちに自分を育ててくれた叔母がなくなってしまう。

叔母を懇切丁寧に看護してくれていた娘、マドレーヌに惹かれ、ギューイは結婚

する。そして、叔母の遺産でガソリンスタンドを営むというところが2部。

 

雪の日、クリスマス前である。

ツリーの飾りつけを楽しそうにしているギューイ家族。すでに男の子がいる。

マドレーヌと息子は買い物に行くといって出かける。

そこに偶然、ドヌーブがスタンドにガソリンを入れに来る。ギューイとの子供、

娘のフランソワも一緒だ。この名前は、男でも女でもどちらが生まれてもいいよう

に二人が考えた名前だ。

しばしスタンドの建屋で話をする二人。

お互い未練はあったが、すでに新しい生活を始めていて、いまさら後戻りすること

ができない。

人生のほんの一瞬の間だけ偶然の遭遇を果たした二人は、雪の中、それぞれの道を

歩いていく。やがて、マドレーヌたちが戻って、映画の幕は閉じるのだ。

 

書いているだけで泣いてしまうストーリー。

音楽もいいし、服や美術設定がおしゃれで、こういう珠玉の作品に触れることができた

というだけで、泣いてしまうのである。