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変わるべきは何?進撃の巨人より

おはようございます。まだまだ残暑が続きますね。皆さんは、いかがお過ごしでしょうか?

最近、会う人会う人に「本ばっかり読んでる人」みたいに言われるのですが、半分正しくて、半分そうではない、と言うのが答えです。
活字中毒であることは間違えないのですが、本だけではなく、新聞も、雑誌も、漫画も、広告であろうと、字であれば何でも満足しちゃいます。アルコールが入っていれば、何でもOKに近いのかもしれません。(下戸ですが・・・笑)

今日は「進撃の巨人」と言う漫画を読んでいて「ふむふむ」と感じた会話がありましたので、皆さまにシェアします。
漫画だと馬鹿にされる方もいらっしゃるかもしれませんが、漫画で「ハッ」とさせられることは多々あります。むしろ、売れるためだけに書いた本より、よっぽどためになると思う事があります。
紹介するのは、正義感あふれるマルロと言う人物が、正しい人間について皆に語った後、アニと言う人物がそれについて意見するシーンです。
では、どうぞ!

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アニ:「あんたは、正しい人だと思う、正しいことを言うから。(中略)大きな流れに逆らうって、とても勇気がいることだから、尊敬するよ。」

アニ:「ただ単にバカなだけかもしれないけど・・・まぁ明らかなのは、そういう人は珍しいってことだよ。つまり一般的とは言わない。普通とも言わない。あんたのような人は、特殊な人と呼ばれる。」

アニ:「それに対して、私達は何と呼ばれるべきかな?他人より自分の利益を優先させ、周りがズルをすれば、一緒に流される。こんな人達を、あんたはクズとか悪とか呼んだ。私が見てきた限りでは(中略)クズと悪人が大半を占めていた。」

マルロ:「回りくどいなぁ、つまり自分達はそんなに悪くないって言いたいんだろ?」

アニ:「いいや、実際クズだと思うし、悪いヤツに違いないよ。到底正しい人間とは言えないだろうけど・・・それも普通の人間なんじゃないの?」

アニ:「あんたの言うように本来人間が皆、良い人であれば、この組織はこんなに腐ってないでしょ?」

アニ:「この組織の仕組みが、人間の本質をよく表しているような構造になっているだけで・・(中略)そうやって流されるような弱いヤツでも、人間と思われたいだけ・・・それだけ」

マルロ:「(心の中で思う)正しい人・・か。全員が正しい人であることを前提とした仕組みに問題があるのなら、変わるべきは人ではなくて、仕組みの方なのか?」

進撃の巨人 8巻 (諌山 創 著)より抜粋

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気をつけて頂きたいのは、この会話が「答え」ではなくて、ここから「どうなんだろう?」と思考してみることの方が大切だという事です。
つまり考える「キッカケ」として読むのが、漫画に限らず、個人的には面白い読み方なんだと思っています。そして、新聞もテレビのニュースもネット上の情報も、鵜呑みにせずに、一度客観視してから考えてみること。そういう事が大切なのだと思います。

あっ、まじめなシーンを抜粋しましたが「進撃の巨人」単純に面白いと思います。おススメですよ♪

では、今日はこの辺で。


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㈱BCコンサルティング 下條雅也


「なでしこ」と「男前」

皆さん、こんばんは。オリンピックで寝不足が続いているのではないでしょうか?
特になでしこジャパン、惜しかったですが勝敗以上の「何か」を与えてくれましたね。

澤選手の伝説はたくさんあるので割愛しますが(興味のある方はググってみてください)、澤選手のプレーや言動を見聞きする度に「男前だな」って思ってしまうのは、私だけでしょうか?

ただ、女性に「男前」って言うのも失礼なので、何かいい言葉がないのかちょっと少し探してみました。
ベッピン・カッコイイ・美人...どれもピンと来ません。そこでこの言葉を調べてみると...

やまとなでしこ:日本人女性を可憐で繊細だが、心は強い「ナデシコ」の花に見立てて言う美称。(ウィキペディアより参照)

なるほど、「なでしこ」は普段は控えめで華々しい訳ではないけれど、いざと言う時芯が強く頼りになる、澤選手にぴったりな言葉だと思いました。

「苦しい時は、私の背中をみなさい。」

この言葉は、澤選手の言葉です。
女子サッカー日本代表が、「なでしこジャパン」と呼ばれるのは、15歳歳から33歳の現在まで代表を引っ張ってきた、澤選手のイメージがそうさせたのだと、勝手に解釈することにしました。

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一方、世界中で「誤審ではないか?」話題になっている、アメリカ選手のハンドの件。認められればPKのチャンスでした。

この件について、なでしこ佐々木監督が会見で、アメリカのハンドでPKに見えるシーンがあったのではないか?と言う記者の問いに

「どこ(の場面)でしたっけ?」

ととぼけた後、こう答えていました。

「主審が何を見ていたかは分かりませんが、私は主審の判定を尊重します」

試合はあくまでも勝敗にこだわるのは当然です。しかし試合が終わればスポーツ人として、人間として、どうあるべきかを熟知している佐々木監督は、あの笑顔の中から勝敗以外の「大切なこと」も教えてくれる最高の指揮官だと思います。
だから佐々木監督の作り上げたサッカーに、私たちは魅了され感動するんでしょうね♪
まさに監督は「男前」です。

「男前」の「前」とは、歌舞伎の用語で動きの美しさを表す言葉らしいのですが、動きとは身体だけなく「心」や「言葉」の美しさを表すのでしょう。こちらも勝手にそう解釈することにしました。

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最後まで、二人とも素晴らしい選手・監督で居続けました。
代表を、監督を勇退されると言う話もありますが、「やまとなでしこ」な澤選手、「男前」な佐々木監督。本当にお疲れ様、そしてありがとうございます。

私たちが、スポーツに感動するのは、自分の「仕事」や「人生」など様々なことと重ね合わせてみるからなんでしょうね。結局、何事においても「人間」がすることなので、一番大切なことは同じなんだと私は思っています。

さぁ、ちょっとは「男前」になれるよう、頑張ってみたいと思います。遠い道のりですが・・・(笑)


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㈱BCコンサルティング 下條雅也

小確幸について@ミスド

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声高に叫ばれる、自由やグローバリゼーションや情報化。
漱石は

「文明が進むほど、救われ難くなっていく」と言い、

ウェーバーは

「合理化が人間社会を解体する」と言う。

確かに、世界一幸福な国と言われるブータンに消費する文化が流入したとたん、様々な歪みが現れた。国王が消費を控えるようにと通達したくらいだ。

そんな現代を、曽根綾子は

「末端ばかりを大切にする時代」と表現する。

あんなこんなを考えながら、村上春樹が言う

「小さいけれど、確かな幸せ(小確幸)」

をどう守るべきか悩むこの頃。
と言いながら、ただ単にミスドにて現実逃避しているだけです。^^;

個人的には、お手本にしたい考え方があるけど、それはまた今度♪


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