~本ブログは、現在「Zwiftの走行データを詳細に確認したいと思った方」向けの内容です。
バーチャルサイクリングの走行データの加工/編集に興味がない人には全く役に立ちません~
さて、Zwiftのデータ分析を行うモチベーションとなったのは、“Alpe du Zwift”を攻略するためです。
コンパニオンアプリのイベント情報か何かを見ていた時に、ひょんなことから見つけました。
調べてみると、距離12km、標高差1000mと、山(足で登る方)好きの私にピッタリなコースなだけでなく、
ツールドフランスのコースがモデルとのことで、スポーツ観戦スキの私の心を揺さぶりまくりました。
「12km、累積標高2000m(標高差1500m)なら、走って2時間半だから、自転車なら60分くらいか?」
と軽い気持ちで目標タイムを60分に設定しました。
ただ、ロードバイク初心者かつ、ここまでキツイ登りは初めてなので、
まずは65分くらいの目標設定で、初登にトライのは良いが、大変な目に合いました。
初登は、「序盤はゆっくり目に入って、後半上げて、あわよくば60分切り」の作戦として、
スタート直後は150W、最初の1/3を170W、次の1/3を180W、最後の1/3を190W(当時のFTPは190W程度)
の設定で登り始めたは良いが、「登り坂がきつすぎて、途中全くペースが上がらない」。
最後はボロ雑巾のようになりながら頑張ってやっとの思いで70分切り。平均パワーは168W。
平地と登りでは使う筋肉も違うようで、心拍数を平地と同様に上げることすらできないのだから、FTP値も異なって当たり前。
そこで、2登目の作戦は、ケイデンス(≒心拍数)を上げつつ、どうせ最後はへばるのなら序盤から積極的に。
中間点で30分と序盤は良いペースで進んだものの、7㎞付近から徐々にペースダウン。
10㎞過ぎには心まで折られて、68分半と初登と大差ない。もちろん平均パワーも171Wと大差なし。
このように完全に打ちのめされたのが、データ分析を行うきっかけです。
ちなみに、2登終了後まではデータの詳細分析に取り組んでいないので、感覚的に「これくらいか」程度です。
もちろん、上記のような数値も(グラフで読み取れる程度で)明確には分かっていません。
データ分析後に判明した初登と2登目のパワーグラフは、以下のような感じ。

・初登は明らかにスタートが遅すぎ。意外と徐々には上がっているが、結局最後に残しすぎた感じ、
・2登目は明らかに序盤飛ばしすぎて、最後ヘロヘロ。
これから導き出した3登目の作戦は(というほどの作戦でもありませんが)180W強くらいのイーブンペース。
目標は65分で180Wという数字もデータ分析から導き出しました。
結論から言うと、意外と楽に目標は達成しました。やはり何事も見える化は重要ですね。
3登目以降の詳細は次回以降に記載します。