若木民喜先生、新作読み切り「真理とマコ姉ちゃん」 | まぶたはともだち

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最近はプロ野球もお熱です。

もう一ケ月くらい前の話ですが、久しぶりに少年サンデーを買ったのです。

若木民喜先生の新作読み切りは、ざっくり言っておねショタもの。

頭が良い小学生の男の子・真理くんが、頭の弱い高校生の女の子・マコちゃんに勉強を教えてあげる代わりに、毎回30分だけ真理のやりたいことにマコが付き合ってあげる……という話。

 

若木民喜先生の頭の良さと、可愛い女の子を描かせたらピカイチという画力がうまくかみ合った作品でした。

「神のみぞ知るセカイ」のような理詰めのマンガしか書けない人だと思っていましたが、こういう空気系みたいのも意外とイケるんですね。

(正直読み切りとしては面白かったけど、連載で話が続くのかな?と考えるとかあんまりアレですが)

 

他の連載陣も結構ぱらっと見た感じおもしろそうで、少なくとも自分が読むのを辞めた5年前よりは大分クオリティアップしてるんだなと思いました。

もう当時のマンガ「BE BLUES!」しか残ってないし。

(コナン、銀の匙、絶対可憐チルドレンは休載)

 

 

おっさんの懐古になってしまいますが、往年の少年サンデーはすごかった。ジャンプやマガジンには及ばないのかもしれないけど、確かな魅力があった。

学生の時は買ってきたそれをまず弟にひったくられ、そのあとなぜか母にマワされて、一時間以上待ってから二人の手垢がついたものを読まされるのが当然でした。

そうそう、友達から借りた「ぼくらの」を高3の弟にパクられて、それを母が「受験生なのにマンガを読むな」と没収して勝手に捨てられたこともありました。誰も謝りもしなかった。ふざけてんのかマジで。

むかし鄭大世が北朝鮮代表と合流した際「他人の物と自分の物の区別が薄いので、お菓子を食べてると全員が一斉にくれと言ってくるし、ウォークマンを貸したら又貸しされて戻ってこなかった」ってエピソードを読んだことがあって、共産主義国やべーなって思ったけど、うちも似たようなもんだなって思った覚えがあります。

 

……なんの話でしたっけ。

でも、いつの間にかみんな少年サンデーに興味を持たなくなり、自分も「神のみぞ知るセカイ」のためだけに買うようになっていました。過去編に入ってからは何のために買っているのか分からなくなり、垂れ流した金以上にイライラしていました。

あの頃は辛く、むなしかった。愛憎が裏返ると言うことの恐ろしさを、身をもって体感したのですから。

 

あの頃の憎しみが、大分ようやく薄れていることに気が付けて、良い機会でした。

結局「キング・オブ・アイドル」は買ったままKindleの棚で眠っているし、いい加減手をつけないとなあ。