褒められると私はすぐに、

「私はたいしたもんだ」と思います。

何という情け無さ。


私のような愚者は、

地位や昇進を与えられると直ぐに、

「たいしたもんだ」と思ってしまいます。


「まだまだ…」

「もっともっと頭を低くしなければ」


自分はたいした事ない。

先人や先輩は

ずっと自分の先を歩んでいたと思う人は、

謙虚でいつも静かで自慢は一切ありません。

そういう人が賢者です。


毀誉褒貶「きょほうへん」に惑わされるな。

毀誉褒貶を求めて仕事をするなかれ。


毀誉褒貶に心を奪われる事なく、

ひたすら謙虚に生き


良き仕事をなせ


感謝を忘れる人になるなかれ


余り派手な花火を打ち上げる者は愚者です。


人を威圧したり、

恐れさせたり、

自分を拝ませたりする人も愚者です。


心におびえがある。


いつも腹を立てている人は

一人になるとうろたえます。


いつも

忙しくしていないと気がすまないのは

不安だからです。


人からの褒め言葉と賞賛こそ、

神の警告。

そして同時に励ましです。


自分が賢者の代表のつもりで、

「大学の先生」を称したら、

その人は

自ら愚を自慢してるようなものです。


すこし世間に知られ名が売れた事で、

自分を偉くなったと思い込む人は愚者です。


他の人から偉く見える事や賞賛は、

金色のカナヅチだといつも思っています。


褒められる度に

カチンカチンと頭をたたかれ、

のぼせる事がないように、

コツコツと

金色のカナヅチで心を打たれる私にとって、

この神の金色のカナヅチは

励ましと警告です。


お前は愚者なのに、

自分で賢者だと思っていると…

頭をたたかれます。


頭をたたかれると

私は直ぐにグシャグシャになってしまいます。

だから私はまだまだ愚者です。


konishi.M