こちらは仏語ですが、


「大王さま、

世には四種類の人がいます。


(1)闇からうまれ闇に赴く者。


(2)闇から生まれ光に赴く者。


(3)光から生まれ闇に赴く者。


(4)光から生まれ光に赴く者。


です」


聖書の中にも、

同じ言葉を見出す事が出来ます。


つまり、

その人の家柄や、血統や、

見かけの良し悪しではなくて、

何事もその人の心の澄み具合、

意欲、気づき、

そしてたゆまぬ努力によって、

魂に基づいた花が咲くという事を言っています。


(1)は貧の家に生まれて、

または紛争の国に生まれて、

罪を犯し、悪しき人生を送る人をいいます。


自分の生まれ来た意味と

使命を考える事なく欲のままに生きて、

他の人も自分も巻き込んで

苦の中に沈んで行く人をいいます。


(2)は才能なく、

見かけも悪く、背も低く、また貧にあって、

チャンス少ない環境に生まれも、

向上心と努力と克己心によって、

才能以上の才を開き、

人に喜びを与え、

魂の花を開花させて

光の中に死にゆく人をいいます。


私はこの言葉が一番好きです。

生まれつき、

才能がある事は自慢にはなりません。


努力して、

その小さな才能を

最大に咲かせた人を私は尊敬します。

私はそれを

「素晴らしい才能」と思います。


チャンスの神様は

努力する人が大好きなのです。


素朴こそ一番


努力して走り抜いてこそ輝く


素直こそ、最大の才能でしょう。


続ける事こそ、才能の大部分でしょう。


濁る事なかれと祈っています。


(3)才能や家柄、知能に恵まれても、

三、四十代になって罪を犯す人、

また学歴が高く、官位を極めても、

不正をなし、晩節を汚す人がなんと多いことか。


恵まれた両親と時代と

稀な才能を与えられたのに、

おごりに入り、

たくさんの人を苦しめる人は多いです。


良き友を求めて、

おごりない人生を歩みましょう。


利よりも信を選び、

少し、

「聖なる道」に足を踏み出すといいでしょう。

社会の上に行く程、

身綺麗にして行かなければ

泥の川に落ちるでしょう。


(4)家柄よく血統良く、

才能あって、つつましく、

天命を知って、

使命をはたす素晴らしい人も、

数少なくいます。


よく、

今世の使命を嗅ぎ出し、

わき目もふらず、

人と人の世と地球の生命の為に尽くす人は

再び光に赴きます。


全て、

その人の気付きと、

向上心と、

良き心、

そして今世の使命に

人生をかける事が、

魂にとって最大の輝きになります。


生まれや、

環境や時代や運ではなく、

全て本人の気付きの次第なのです。


またどんな人と出会うかも運を左右します。

まず自分の魂の輝きの度合いを高める事です。


そしてその輝きの透み具合で

良き人との出会いが始まります。


濁り少ない人生を選びましょう。

目と行いの透んだ人を求めましょう。


利と欲と快に溺れた人々の輪に入るなかれ。

この世に人として

送り出された時の神様から与えられた宿題を

きちんと果たす人となりましょう。


悪しき癖と、

悪しき性格を

修正するチャンスを逃がさない事です。


konishi.M