智恵ある人が富を得たならば、

人の為に用い、


またなすべき良き布施と、

人々を助ける良い事業と、


人の心を耕す良い教育に

資金を投じる事でしょう。


その人は富を得ても

人から非難される事なく、

天に赴く事になるのです。


頒ち与えれば逆に富むのです。

預めると減るのです。


恥ずかしい事はなにか、

お金が足りなくて貧しい事は少しも

恥ずかしい事ではありません。


財布の中にある財で我慢すれば、

やがて減ったものは増えていきます。


貧を嘆いたり、卑屈になったり、

そこで不正をして

金銭を得る事が恥ずかしいのです。


また、財がたくさんあって、

金持ちなのは恥ずかしい事ではありません。


そこで不正に集めたり

財のある事を誇ったり、


それをケチったり人を楽しませず、

父母を楽しませず、

弱き人々と頒ち合う事をしないで、


自分の楽しみと、

自分の都合だけにお金を使う事が、

恥ずかしい事なのです。


お金があって身を飾り、

高級車に乗っても内心が不浄であれば、

その人は苦に束縛された者でありましょう。


外側だけが立派でも顔はゆがみ、

言葉は乱暴になります。

その人が日常行っている事が

表に出てきているのです。


頒ち与えるという生き方を選んで

道を外さないようにしましょう。

たくさんの笑顔に囲まれて来る事でしょう。


konishi.M