文明は進んでも

人はその欲から離れられず、


多くの様々なトラブルや

個人的な生活苦を抱え込み、

病気の種類も増やしてしまいました。



多くの人は

何度も何度も生まれ変わり、

時代を経めぐりしても、

未だに迷いの森から抜け出せずにいます。



二十一世紀の日本に限ってみましても、

大人も子供も

その心の狂いを正せないまま、


政界も財政も医学界も高級官僚も、

さらには教員も

利と欲に衝き動かされ、


そのあげくなぜか

豊かな生活の中で皆苦しんでいます。



便利な中に生き、

快適な都市空間に住んでいますと、


大体の事は人間の都合で、

金銭、電気の生活で

生きて行けると勘違いしてしまいます。



そこでは出世や成功が

人生の目的になってしまうものです。


お金と自分の都合だけで生きて行けると

錯覚している人が多くなっています。



毎日、青空を見上げること、

星や月や夕焼けや朝陽に感激する事が

人間の心を和らげ、

生命と魂に

心を向ける大きなきっかけになるのです。



こんなにも

物資的に豊かになったにもかかわらず、

事件や事故や重病が発生しています。



その原因が、この物資と

金銭偏重の動きにある事は間違いありません。



というよりは

物資的に恵まれた分、

心の憂いと悩みが増えて行くという

この不思議な法則が

適用されている事に気づくできです。



それを乗り越える為には

怒りなく、共に手をたずさえ、優しく、

家族と友を大事に、

感謝の心を持ち続ける。



といった

単純な人間の本質を

取り戻す事にあるのです。



子供も大人も

お金が一番と思い込み、心がゆるみ、

して良い事と、してはならない事の

見分けがつかない状態になっている事は今、

誰しも認めるところでしょう。


konishi.M