一言にして言えば

道理に従うということとです。


道理とは、

道という字と

理という字です。


特に道という字ほど

意義深いものはありません。


文字から言えば

首に辶をかけています、


首とは人体にたとえれば、

一番肝心な道具です。


手や足は斬られても生きていますが、

首を斬られたら生命はありません。


サラリーマンが職を失うのを

馘「クビ」を切られる

というのも面白い言葉です。


そのような肝心な文字に

辶をかけるのですから、

これ程

意義深い文字はありません。


また道とは

一切に通じることでもあります。


あらゆる

交通機関も、

電波も、

光線も、

人間同士の往来も、

道によらないものはありません。


「日」「月」「星」「辰」の運行も、

一定の軌道があります。

それが道です。


このように

道とは一切の根本ですから

道に外れるということは、

如何に間違っているかが分かります。


次に

理の文字です。


王偏は

天、中、地、火、水、土を

経「たて」の棒で貫いています。


里という字です。

里とは田に土を書きます。


田は丸◯に十であって、

土は十一で「統一」です。


以上の意味を総合しますと、

道理の意味は分かります。


このように

大きくして意義深い文字ですから、

人間は

道理を重んじて、

道理に従い、

道理に外れてはなりません。


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