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mamoのノート。

朝、早くから近くの神社にお参りに行く。
もう何年も続けているのだが、周囲には朝の散歩に行くと言い訳している。
「何を願掛けしているのか」「スピリチュアル系なのか」などと言われるのが面倒だから。

早いと言っても、6時ぐらいなので参拝者もチラホラすれ違う。
運がよければ、誰もいない境内の中で、お参りできる。
本当は、夜明けとともに出かけるとよいのだが、つい夜更かししてしまうから、朝が起きれない。

それでも私が毎日、神社に向かうのは、もしかしたら神様の声が聞こえるのではないか……という下心があるためだ。
困ったことや不安があって、どうしたらいいのか、聞いてみたい。

私は、いつも不安を抱えていた。
良かれと思ってやっていることが、裏目に出てしまうのではないだろうか。
今、自分がやっていることが正しいのか、間違っているのか。
正解がもらえるかもしれない。
心療内科、カウンセラー、占い師。教師。宗教家。さまざまな場所へ行って、多くの人に聞いてみた。
優しい人もいれば、厳しい人もいた。検討外れなことばかりを言う人もいる。
ようやくもらえた回答は、人それぞれ違っていたり、曖昧だったり、どこにも正解は見つからない。


答えは、自分で探さなくてはいけないのだ。
「こうかもしれない」と思うことを、試行錯誤しながら、実際にやってみる。
どこで失敗したのか、うまくいったのかを確認しながら、繰り返しているうちに、何かのパターンが見つかる。
同じことを繰り返しながら、自分に合ったやり方が見えてくるようになるのだ。

いわゆるPDCAサイクル。

  • P 目的とゴールを設定して、仮説を立てる。
  • D 実行。問題が発生したら対応すること。
  • C 検証・評価。そこから学習すること。
  • A 改善・修正。

理解できているつもりで、間違っているかもしれない。
立派な専門家でも間違えていることがある。
常識が正しいとは限らないのだから、自分だけのやり方を探した方が確実だ。
誰かの言葉を鵜吞みにして、間違えても相手は責任を取ってくれないのだから、自分の意志で決定して、失敗からリカバリー(回復)することを考える。
自分で決めたことなら、後で後悔することもないし、自分の失敗だから、自分で受けとめることができる。
「どうして、こうなったのか」と後悔するのではなく、「どうすれば、同じ失敗をくりかえさないか」と、次に切り替えるのだ。

それでも「どうして、私はこんな事をしてしまったのだろう」とか「あんなことを言わなければ」など、後悔ばかりして、頭の中でグルグルしてしまうことがある。
そんな時には、早朝の神社に行く。
グルグルしている状態をそのまま、神様に訴えると、なんとなく気分が落ち着くのだ。
頭の中がクリアになる。
そんな時には、長年、頭を悩ましてきたことへの答えが返ってくる。
散々、考えて分からなかったことが、いきなりストンと納得できるようになるのだ。
この感じは、上手く説明できない。だから、もらった答えを大事にそっと持って帰る。