愛着形成にキャッチボールがいいんですって⁉️ | ☆孤独な子育てに寄り添う☆ワークライフバランス講師のほぼ両立日記

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Eテレ「サイエンスZERO」視聴感想
【キャッチボールがいいって初耳!】

体罰や暴言が
子どもの脳を委縮させたり肥大させたり傷つけたりする・・・
ということが最近の研究で分かったそうです。

理性をつかさどる前頭前野(前前前世と似てるなw)は
「犯罪抑制力」にもかかわる部位。

あざができるような体罰を受けただけでなく
両親が暴力の応酬をしているところを見聞きしただけでも
子どもの脳が委縮し
影響を与えることが明らかになったとのこと。
実験をした教授も
その明らかな結果に驚いたそうです。

脳の成長過程にある幼児期に
体罰や暴言などを受けると、
神経伝達の効率が低下して
語彙理解力が落ちたり
対人関係に支障をきたすのだとか。

また、目に見える体罰や暴言に限らず
「愛着障害」によっても
脳の活動度が極端に落ちるということが確認されたそうです。
愛着障害のある子どもは、
その受けた脳のマイナスの影響で、
誉めても響かない、成功体験が得られない、
ということが起こるのだそう。
里親や保育の研修で何度もくりかえし出てくる「愛着形成」。
うちの2歳の里子ちゃんを育てる上でも意識していますが、
あらためて気を引き締めました。

保育や里親の仕事をしていると
体罰や虐待の「連鎖」についてはよく耳にします。
つまり
親や周囲の大人から体罰や虐待を受けた子どもは
周囲に攻撃的になったり(逆の場合もある)、
自分が親になったときに、
同じようにわが子にに接するということです。
が、こうして科学的に証明されると
やはり
マルトリートメント(※)が子どもに与える影響の深刻さを
つくづく感じます。

番組では、
ネグレクトが脳に与える影響も科学的に検証していて、
非常に興味深かったです。
脳のダメージを回復するための治療方法についても触れられていて
「だっこ」だけでなく
「キャッチボール」がいいというお話は初めて聞きました。

そして
「マルトリートメントをする親だけに責任を押し付けてはならない。マルトリートメントを繰り返す親は頼れる人がおらず、相当ストレスをためていることが多い。早い時期にそのストレスに周りが気づき、サポートすることがとても大事」
と締めくくられていました。

マミースマイルや里親を通じて伝えたいこと。
それは、
社会全体で子どもや子育てする親たちを支えていきましょうということ。
子どもたちをマルトリートメントから守り、
健やかに成長させていくことが
私たち一人一人の幸せにつながるのだと思います。

※マルトリートメント=不適切な子育て、避けるべき子育てと訳されるようです。