藻谷浩介さんの講演会を開催しました | ☆孤独な子育てに寄り添う☆ワークライフバランス講師のほぼ両立日記

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3月5日に
私が代表を務めるワークライフバランス研究所で
藻谷浩介さんの講演会を開催しました。
藻谷さんの講演会は
もう何回も主催させてもらっていますが、
今回初めてオンライン中継をしたので
それがうまくできているか
途中で切れたりしないかが気になって
あまり集中して話を聞けなかったのが残念でした💦

なので、翌日あらためて、
画像のチェックも兼ね
2時間の講演をゆっくり堪能。
何回聴いても面白くて納得するお話ばかりです。

途中、赤ちゃんがぐずった瞬間があったのですが
藻谷さん、即座に
「気にしないでくださいね。子どもが泣いてる講演会っていいですよね」
と言って
「議会でも50人くらい赤ちゃんが泣いていないといけない」
「忘れちゃうんです。そういう人がいるということを」
「それが本来の姿です」
「子どもが泣いてる所で物事を考えないからおかしくなっていく」
とおっしゃり、感激💕

とにかく例えが面白い。
(その点、せやろがいおじさんとの共通点かもと思った)
私が質問した3/2〜3日の1兆円の国債発行については
「その前に867兆円の借金があるから、1兆円くらいって麻痺してるんです。
 867円でランチ食べて1円でコーヒーついてくると言ったら頼むでしょ」
と例えたあと更に
「例えていうと『日本という国は、死ぬほど酒飲んでるのにまったく肝硬変にならないオヤジ』みたいなものです」って。
初めて藻谷さんの話を聴く人には分かりにくい例え(笑)

でもその後の説明を聞くと分かります。
つまり
政府にものすごい借金がある日本だけど
民間がすごく頑張っていて国際収支は世界2位。
だからなんとかなってるけどそれはラッキーなだけ。
みんなで1人一升飲んだのに俺だけ平気だった、みたいなもの。
その人(日本)に対する処方箋は
「あなたは確かに酒が強い人だ。でもだからと言って毎日1割酒量増やしたら死にますよ」
ってこと。

そこでいつもの毒舌。
「『MMT理論』ってそういうことでしょ。
 異常に酒飲んでも死ななかったんでいくら飲んでも大丈夫だという『理論』。
 どこが理論や、っていう。ただのヤケクソですよね」
って。。。なんか聴いてるだけでスッキリ笑笑

全体の詳しい内容は後ほど書くとして
私は個人的に面白かったエピソードを。

東京は若い人が集まる街だと多くの人は思っているけど
データを見ればわかるように
若者の増える率よりも更に高率で
高齢者がどんどん増えているし
子どもが減っている。
地方から、人を奪っても奪っても
自分で減らした子どもの分、追いついていない…。
そのことについて、
「下りエスカレーターを必死で上っているよう」
と例えられたんだけど、
早口だったからか会場の反応が今ひとつ。
そこで藻谷さんが、ある空港で
手荷物を下に置いたまま上りエスカレーターに乗ってしまって
慌てて下まで走って下りたってエピソードを話されたんだけど、
それも反応が今ひとつだったという…。
(私も後で録画を見て内容を理解し、その様子を思い浮かべて大笑いした)

それからいつも
「海外のものでなく日本のもの、日本に利益が落ちるものを購入すべし」
とおっしゃる藻谷さんの息子さんが
渋谷まで徒歩15分のところに住んでるのに
Amazonで服を買ったことに憤慨したという話も
面白かったです。

世間が自粛ムードの中、
多くの方が直接参加してくださり、
一人ひとりとハグしたいくらいうれしかったです。
最近の殺伐とした空気に
気持ちも暗くなりがちだったのですが、
かなりスッキリと明るい気持ちになれました。

藻谷さん、参加してくださった皆さん、
ありがとうございました。