広報誌MAMMY LIFE 第119号  ひなたクリニック 院長 三橋裕一 | 札幌マタニティウイメンズホスピタルのひだまりブログ

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広報誌MAMMY LIFE

~ブログ版 第119号~

 

~連携医療機関のご紹介~

ひなたクリニック  院長 三橋裕一

 

みなさんこんにちは。

ひなたクリニックの三橋です。

今日は、産婦人科の診療以外にライフワークとして活動しているリングドクターの話をしたいと思います。

 

リングドクターとは、ボクシング、総合格闘技など打撃系の試合で、リングサイドに待機しイベント(ダウン、出血など)が起こったとき試合続行できるかどうか判断する仕事です。

以前ダイエットで通っていたボクシングジムからお願いされたことがきっかけです。

 

 

本当は怪我をしないことが一番ですが、打撃で相手を倒す競技なので怪我は当然起こります。

比較的、整形外科や脳神経外科のDrがリングドクターになることが多いですが、怪我を治すわけではなく、あくまでも試合続行の可否を判断するためなので、産婦人科でも全く問題ありません。

脱臼や骨折に対しての初期対応、脳振盪などに対するチェックなども必要であるため、整形外科的知識、脳神経外科的知識は勉強しました。

 

 

リングドクターの出番、その時は突然やってきます。

 

イベント発生 → レフリーからアイコンタクト → スポットライトで照らされているリングに上がる → 観客の視線が痛いほど感じる中、選手の状況把握 → 続行かドクターストップの判断

これを30秒、長くても1分以内で判断しなければなりません。

 

当然、選手はアドレナリンが出ていて試合続行を希望します。

タイトルがかかった試合や人気の興行ほどドクターストップをかけると、ストップをかけられた選手サイドからの暴言、観客からのブーイングが起こります。

無理して続行させた場合、選手生命にもかかわるため責任の重い仕事です。また一瞬で判断しなければならないため決断力も鍛えられました。

 

頭部打撃でのKOなどは試合後の脳のダメージが心配なので、神経学的チェック、その後24時間以内の注意事項のアドバイスも欠かせません。

1日で10から20試合が行われ、限られた時間の中での進行なので、ダウンされた選手のチェックを控室でしている最中にリングに呼び戻されることもあります。

 

このような緊張した中での仕事ですが、非常にやりがいを感じています。

ご縁があり、北海道初の女性プロボクサーのサポートもしました。

これからもリングドクターとして選手のサポートをしていきたいと思います。

 

現在は日本スポーツ協会スポーツドクター資格を取得して、産婦人科として女性アスリートの深刻な問題である、エネルギー不足、無月経、骨粗鬆症のサポートをしております。

全日本以上の国際大会で必須のドーピングに関する薬剤の情報提供も行っております。

 

何かお手伝いすることがあれば、お気軽にお声がけください。

 

 

 

医療法人社団みぶな会 

産科・婦人科 ひなたクリニック

院長 三橋裕一

 

〒060-0003
札幌市中央区北3条西4丁目1−1
日本生命札幌ビル3F

TEL:011-204-8000

 

ひなたクリニックでは男性医師による診察ですが、プライバシーを最重要視し、その環境でお悩みを伺い、ご納得されてから診察(検査)をしております。
診察は次回にしてお薬を先に処方することもあります。お話だけの患者様もおります。

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