自分の記録用


月曜日は休日でしたが、私は仕事でした。


関連部署はみんなお休みだし(他とやり取りしなくていい)、振り分けられた患者数も少なかったから、「今日は早く終われるかも口笛」とか始まった時は思っていたのに、実際は全然それどころじゃない、大変な1日でした。


ある程度仕事が片付いて、あと記録だけって時に、ふらっと「これから行こうかな」と思っていた所の人、クロエが来て、


「あの…ガレスがおかしいの。呼吸が速いし口が開きっぱなしだし、これじゃ薬があげられない。あとで見てくれない?」


あとで、ではなく、今すぐ‼︎

これは急がないと!


記録も終わってない仕事も全部放り出してガレスの元へ行くと、やっぱり(本当の意味で)瀕死のガレスが。


何をするにも血圧、脈拍、呼吸数、酸素濃度飽和度を測らないと相手にしてもらえないので、とりあえず。


だけどやっぱり、想定内だけど、自動血圧計でも聴診器でも血圧が測れない。触診しようにも手首の辺りで脈拍が触れない。

焦る。


そんな時、ガレスの手を握っていたクロエが

「ここ、脈が感じられる!」

(前腕の真ん中辺りの親指側…初めてだよ)

Good Job‼︎クロエ‼︎


ともかくそこで触診で血圧を測ると、ギリギリ60。


触診だから当然、最低血圧は測れない。

測れないから分からない。


その後、救急車を呼ぶ番号に電話して、聞かれるまま各測定値を伝える。

血圧、聴診器で触れないから触診で、と言ったんだけど、最低血圧は?と聞かれ、触診だから分からないと言いたいのに、触診法というその用語が出てこない。何度か聴診器で触れなくて脈の上で取ったから、最低は分からないと言ったが、多分救急の受付の人は意味不明えーくらいに思っていただろう、って声で分かるよニヤリ

しかも、救急車待ち時間3時間から7時間って、死にかけてる人はその間死ぬよ…


その後、時間外の医師に連絡兼ねて「医者が電話したら救急車って早く来てくれる?」って聞いたら、変わらないって…

それから割とすぐに、救急の上の方の人から電話がかかってきた。この人は医師、看護師、パラメディック、のどれかだろう、血圧の意味を分かってくれた。

再度各測定値を伝えて、酸素飽和度、意識状態も今度は伝え、状態が悪い時は酸素飽和度はあまり正確に測定できないことが多いし、77%って信じがたいから、「正確性は保証できないけど、唇はピンクじゃない」「目は開いているけど、明後日の方を見てる」って言ったら、やばいな、誰かそっちに行くように手配するから、ってことになった。


その後誰か来てくれて、救急車を手配してくれて、それから小一時間くらいで救急車が到着、ようやく搬送の運びになった。

その人がとっても話しやすくて、雑談ばかりしてしまって、血圧測定触診法の医学用語を聞けばよかったのに…馬鹿だ私。


頑張ってたけど、なかなか見つからない、血圧測定触診法。

でも、きっとこれで合ってるって言い方をようやく見つけた。


Blood Pressure by Palpation


でも、血圧測定を聴診器で測るより自動で測ることが一般的で、聴診法ができない、自信がない看護師が多いから、触診法など意味が分からない人が当然一般的なんだろう。


もう2度とこんな経験がない事を祈るが、よーく覚えておこう


あと、触診法、とは

Palpatory method

Palpatory method

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