Isabelle(イザベル)ファスナー開閉・ジュエリーケース&ジュエリーポーチ型紙
素材について
表地:タナローン、ツイル、ツイード、合皮、薄手〜中肉程度の生地
裏地:合成皮革スエード(薄手タイプ)
サイズ
- タテ 14cm
- ヨコ 9cm
- マチ 2.2cm
材料
- 表地 110cm幅 0.2M
- 裏地 130cm 0.3M
- 接着芯 110cm幅 0.2M(表地が薄い際は使用)
- ファスナー 40cm 1本
- ドットボタン直径10mm〜12mm 4組
- ボンテックス 0.4mm厚 0.2M
- ウレタン 3mm厚 0.2M
- 綿(リングホルダー用) 適宜
道具(ミシン以外)
- 布用ボンド
- 5mm幅両面テープ
- 穴あけポンチ
- ドットボタン打ち具
●ボンドは生地の風合いに合い、接着可能なものであれば他の種類でも可です。裁ほう上図もご使用頂けます
●目玉クリップや洗濯ばさみなどがあると便利です。
1.裁断
※この裁断図はB(一方向裁断)パーツ用です。Aパーツは1枚カットして下さい。
①接着芯を貼るパーツをあらかじめ大き目に裁断します。
②表地の接着芯を貼るパーツを大き目に裁断します。
※接着芯を貼るパーツは型紙より5㎜~8㎜程度大きく裁断しておきます。
③表地パーツを裁断します。
④生地の厚みによっては接着芯を貼ってお作り下さい。
⑤裏地パーツを裁断します。
⑥ボンテックスをカットします。
ボンテックスは型紙通りに正確にカットして下さい。
⑦ウレタンをカットします。
2.外布を作る
①外布同士を中表に合わせて出来上がりを縫います。
※Aパターン(中心接ぎ目なし)は③に進んで下さい。
②縫代をアイロンで割ります。
③出来上がり線にチャコで印を入れます。「ウレタン」を付け位置に据えます。
④ボンテックスを付け位置に据えます。周囲に両面テープを貼ります。
⑤直線部分(小丸部分以外)を折り返して接着させます。
⑥ギャザーを寄せるようにボンテックスに添わせながら小丸部分をボンドで接着させます。
⑦クリップなどで工程して乾燥させます。
⑧4カ所全て小丸に接着します。中心の「持ち出し部分」に3mmステッチをかけます。
3.内布を作る
①Y地に切り込みを入れます。
②裏側に出来上がり線をチャコで書きます。
③出来上がり線とボンテックスを合わせます。
④「Y地切り込み」にボンドを少量付けます。
⑤カットした部分を折り返して接着します。反対側も同じように接着します。
⑥縫代の端に「両面テープ」を貼ります。
⑦「外布」同様に直線部分をボンテックスに合わせて接着します。
⑧「小丸」部分も「外布」同様に形を作り接着させます。
4.内ポケットを付ける
①「内ポケット」を折り返し線で中表に合わせ、両端を縫います。
②上端をハサミで三角にカットします。(縫代の厚みを緩和するため)
③「内ポケット」を表に返します。
④「内ポケット」付け位置に据えます。ポケット口は「マスキングテープ」で固定すると良いです。
⑤両端をコバステッチ押さえします。
⑥下端にボンドまたは両面テープを付けます。
⑦下端を折り返して接着させます。
⑧「フック1」「フック2」「ポーチ付け位置」に「ドットのボタン凸」を打ちます。
5.フック1を作る
①「表フック1」と「裏フック1」を中表に合わせ、周囲を縫います。
②丸みがある部分に3mm程度の切り込みを入れます。
③「フック1」を表に返します。
④綿を準備します。写真はピンセットでつまんでいる状態です。
⑤「フック1」に綿を詰めます。先の部分はドットを後で打つので綿は薄めに入れて下さい。
⑥下端の段差になっている部分を出来上がりに折ります。
⑦段差部分にボンドを付けます。
⑧「表フック1」側に折り返して接着させます。
⑨ドットボタン(凹)を「裏フック1」側に付けます。
6.フック2を作る
①「フック2」を折り返り線を基点に中表に合わせます。両端を縫います。
②上端をハサミで三角にカットします。(縫代の厚みを緩和するため)
③表に返します。縫い目は「突き合わせ」にしてアイロンで押さえます。
④「フック1」同様下端を折り返してボンドで固定します。
⑤「ドットボタン(凹)」を付けます。
⑥スクリューポンチ等を使って、ピアスホールを開けます。
⑦ピアスホールはお好みの数開けて下さい!
⑦「内布」の「ドットボタン凸」と「フック1の凹」をはめます。下端をコバステッチ押さえします。
⑧「内布」の「ドットボタン凸」と「フック2の凹」をはめます。下端をコバステッチ押さえします。
7.フック3を付ける
①「フック3」を中表に合わせて端を縫います。
②縫代折ってアイロンで押さえます。
③表に返して周囲をコバステッチ押さえします。
裏図:接ぎ目が中心にくるようにしてください。
④下端側にドットボタン(凹)を打ちます。
⑤「内布」と「フック3」を重ねてドットボタン(凸)を打ちます。
※内布とフック3を一緒にドットでカシメます。
⑥「フック3」を折り返して凹凸のドットボタンをとめます。
⑦同じように、もう一つの「フック3」も作ります。
↑「フック3」拡大写真です
8.外布と内布の合体
①「外布」の裏側にボンドを塗ります。
②「外布」と「内布」を貼り合わせます。
※外布側が外法分長く型紙を作っています。緑の周囲をピッタリと合わせて接着させて下さい。
③ボンドを乾燥させます。
④ファスナー付け位置の中心にチャコで印を入れます。
⑤ファスナーの中心にも印を入れます。
⑥ファスナー付け位置にボンドを塗ります。
※ファスナー基布の織り切り替え線を基準にファスナーを付けていきます。
⑦ファスナーを開きます。
⑧「ファスナー中心」と「外布中心」を合わせます。
⑨小丸部分は若干伸ばし気味に付けていきます。
⑩ファスナーの端を「内布」と「外布」の間に収納します。
⑪中心から右側も同じようにファスナーをつけていきます。
⑫反対側も同じように中心を基点にファスナーをつけていきます。
⑬乾燥させます。
⑭ファスナーを閉めて、ミシンまたは手縫いで端をかがります。
⑮ファスナーの端を「内布」と「外布」の間に収納します。
⑯「ファスナー止まり」~「ファスナー止まり」までステッチをかけます。
裏から見るとこのようになっています。
⑰ファスナー端を中にしっかりと収納させます。
仕上げアイロンをかけて完成です!