型紙
素材について
布帛タイプ
- 表地:ブロード、シーチング、タナローン等の薄手の素材
- 裏地:シーチング ブロード、ナイロン、レーヨンシャンタン等の薄手の生地
合皮・ビニールコーティング素材タイプ
- 表地:合皮・ビニールコーティング素材
- 裏地:シーチング ブロード、ナイロン、レーヨンシャンタン等の薄手の生地
仕上がりサイズ
- 見開き 17cm (二つ折りにした時のヨコ幅 8.5cm)
- タテ 11.5cm
- 厚み 1cm
材料
- 表地 110cm幅 0.15m
- 裏地110cm幅 0.15m
- 接着芯 0.15m(薄手生地の場合は貼って下さい)
- ボンテックス 0.15m
- ドットボタン 12mm 1組
- Dカン 内径10mm 2個
- ナスカン 内径10mm 2個
- リール 1個
- セルシート 11cm×7cm(セルシートを型紙に合わせてカットして使います)
道具
- ボンド
- 目打ち
- 目玉クリップ
接着、固定時に目玉クリップがあると便利です。
1.表地を裁断する
①薄手の生地を使用する場合、接着芯をお貼り下さい。接着芯を貼るパーツをあらかじめ大き目に裁断します。
②表地の接着芯を貼るパーツを大き目に裁断します。
※接着芯を貼るパーツは型紙より5㎜~8㎜程度大きく裁断しておきます。
③表地パーツを裁断します。
④カードポケットの内側の四隅に(赤線)切り込みを入れます。
⑤裏地を裁断します。
⑥ボンテックスを裁断します。
⑦セルシートを型紙の形でカットします。
⑧ウレタンをカットします。
2.外布を作る
①仕上がり線の目印のために、「外布」の裏側にチャコなどで出来上がり線の印を入れます。
②「外布」の裏側にウレタンを据えます。
③ウレタンの上にボンテックスを据えます。ボンテックスの周囲にボンドを流します。
※ボンテックスの端が「出来上がり線」に来るように配置して下さい。
④両端の縫代をボンテックスに沿わせて折ります。折った部分は目玉クリップで挟みます。
⑤右端も同じように、ボンテックスに沿わせるように折ります。
⑥小丸の部分はカーブに合わせていせ込むように(ギャザーを寄せるように)
ボンテックスに沿わせて接着します。
⑦ボンドを乾燥させます。
表からみるとこのようになっています。
⑧「外布」の反対側にもボンテックスを据え、縫代をボンテックスに接着させます。
⑨「表カードポケット用」のボンテックスを用意します。
⑩残布を用意し、ボンテックスと生地を接着します。ボンドは滲まない程度に薄く塗って接着して下さい。
⑪乾燥後、ボンテックスに合わせて生地をカットします。
↑カットした状態です
⑫「⑪」でカットしたボンテックスを「表カードポケット」付け位置に据えます。
⑬ボンテックスの周囲にボンドを付けます。
⑭窓の部分になる所を折り返し接着します。ボンテックスに合わせてしっかりと接着して下さい。
⑮セルシートを用意します。
⑯セルシートをボンテックスの上に据えます。
⑰カードポケット口を二つ折りします。
⑱セルシート、ボンテックスも一緒にステッチ押さえします。
⑲カードポケットの窓の周囲にコバステッチをかけます。セルシートも一緒にステッチ押さえします。
ステッチがかかりました!
⑳「外布」を用意し、「表カードポケット」を付け位置に据えます。
㉑「表カードポケット」の縫代で「外布」を包むように接着させます。
周囲の接着の仕方は、先程と同じようにボンテックスの沿わせて接着して下さい。
3.内布を作る
①「カードポケット2」のポケット口で折りステッチ押さえします。
その後、ドットボタンを打ちます。
②「カードポケット1」のポケット口で折りステッチ押さえします。
③「内布」に「カードポケット1」据えます。
④「内布」に「カードポケット2」据えます。
⑤「内布」「カードポケット1と2」をステッチ押さえし固定します。
⑥「ボンテックス」を出来上がり線に据え、ボンドを流します。
⑦周囲を折り返します。
4.Dカンタブを付ける
①「Dカンタブ」を三つ折りします。
②「Dカン」を通し、端から3mmの所でステッチ押さえします。
③「外布」の「Dカンタブ」付け位置にボンドを流します。
④「Dカンタブ」を接着させます。
5.外布と内布を合体させる
①「外布」の中心ボンドを流します。
②反対側にもボンドを流します。
③周囲の端がピッタリ合うように「外布」と「内布」を接着させます。
※外布の中心は折り返し分、3mm程度内布より長い型紙になっています。
④乾燥させます。
⑤周囲をステッチ押さえします。これでパスケースは完成です。
6.ベルトを作る
①ベルトをアイロンで四つ折りし、両端にコバステッチをかけます。
②ベルト端の両端にそれぞれ、「Dカン」と「ナスカン」を通します。
ベルトのカットされている方を内側にして折り返しステッチ押さえします。
リール・デコレーションパーツについて
①リールをデコレーションする場合は、上記のパターンをカットしておいてください。
②「表地」「ウレタン」「ボンテックス」をそれぞれ型紙通りカットします。
③3枚を上の写真の順に重ねます。
④「ボンテックス」にボンドを付けます。
⑤表地をボンテックスに沿わせて接着します。
ギャザーを寄せるようにいせ込みながら接着して下さい。
⑥リール側に接着剤を流します。
⑦リールパーツを乗せ乾燥させます。
ベルトにリールを取り付けました。
パスケースのDカンにナスカンをかけ完成です!