長方形タイプと台形タイプのレシピは兼用となります!

型紙

MMZ-105 Scarlet(スカーレット)フリルトートバッグ&ショルダーバッグ型紙

 

素材について

表地:帆布、オックス、ツイル、ツイードなど中肉〜薄手程度の生地

裏地:シーチング ブロード、ナイロン、ツイル等の薄手程度の生地

 

 

サイズ

3サイズ展開:S / M  / L

Sサイズ

  • タテ  16cm
  • ヨコ   22cm
  • マチ  10cm

Mサイズ

  • タテ  19cm
  • ヨコ   26.cm
  • マチ  12cm

Lサイズ

  • タテ 25.5cm
  • ヨコ  35cm 
  • マチ 16cm

材料

※長方形タイプ、台形タイプ、各サイズ共通です。

Sサイズ     

  • 表地 0.5M(持ち手なし0.4M)

  • 裏地 0.3M
  • 接着芯 0.4M(持ち手なし 0.3M)
  • ファスナー 25cm 1本
  • Dカン 内径20mm 2個 (ショルダーバッグを作る際はご用意ください)

Mサイズ

  • 表地 0.7M(持ち手なし0.55M)

  • 裏地 0.35M
  • 接着芯 0.5M(持ち手なし 0.4M)
  • ファスナー 30cm 1本
  • Dカン 内径20mm 2個 (ショルダーバッグを作る際はご用意ください)

 Lサイズ

  • 表地 1.2M(持ち手なし1.0M)
  • 裏地 0.65M
  • 接着芯 0.8M(持ち手なし 0.7M)
  • ファスナー 35cm 1本
  • Dカン 内径20mm 2個 (ショルダーバッグを作る際はご用意ください)

1.裁断をする



①表地の裁断をします。

※ファスナーを付けない場合は「口布」と「ファスナータブ」の裁断は不要です。


②接着芯の裁断をします。

③接着芯を貼るパーツをあらかじめ大き目に裁断します。

④表地の接着芯を貼るパーツを大き目に裁断します。

※接着芯を貼るパーツは型紙より5㎜~8㎜程度大きく裁断しておきます。

 

〇接着芯を貼る際は、コピー用紙などを一枚挟んで接着すると良いです。

接着芯から染み出た樹脂がアイロンに付くと焦げや汚れを防ぎます。

 

⑤芯を貼ったパーツに型紙を乗せ直し型紙通りに裁断をします。

この作業を「粗断ち」といいます。

裁断にひと手間かかりますが、正確に作品を作る事ができます。

※写真は他の作品のパーツを使用しています。
 


⑥裏地を裁断します。

2.表袋布を作る

①「袋布」と「底布」を中表に合わせ端から8mmの所を縫います。

 

②縫い代を「底布」側に片倒してアイロンで押さえます。「底布」の縫い目のキワにコバステッチをかけます。

反対側の「袋布」も同じように接ぎ合わせます。

 

③「フリル」の端を8mm折ってアイロンで押さえます。反対側の端も8mm折ります。

 

④フリルの中心で折り、端から端までアイロンで押さえます。

 

⑤フリルの端にコバステッチをかけます。

 

⑥同じように反対側の端にもコバステッチをかけます。

 

⑦フリルにギャザーを寄せていきます。

今回はぐし縫いでギャザーを寄せず、ミシンでギャザーを寄せていきます。

縫い始めの針目を2mm程度の細かめに設定します。

 

⑧3針程度を縫って返し縫いします。糸は切らないで下さい。

 

⑨針目を6㎜程度設定します。(針目幅を大きくします)

 

⑩端から5mmの所を縫っていきます。糸調子が悪くても大丈夫です。

ザクザクとフリルの端を直線縫いして下さい。

 

⑪フリルの端まで来たら、糸を長めにとってカットして下さい。

 

⑫上糸側だけを引いていきます。

 

⑬糸が切れないように、少しづつギャザーを寄せてい行きます。

 

⑭「フリル」と「袋布」ノッチをピッタリと合わせます。ギャザーは偏らないように均等に寄せて下さい!

 

⑮フリルを固定するために、端から5mmの押さえステッチをかけます。

 

⑯縫い代部分のみアイロンでギャザーを潰します。

出来るだけ平らになるようにギャザーを潰して下さい。

 

⑰「袋布」と「側面布」を中表に合わせます。

 

⑱端から8mmの所を縫います。

 

⑲縫い代を「袋布」側に倒してアイロンで押さえます。

 

⑳「袋布」側の縫い目のキワにコバステッチをかけます。

 

片側が縫い上がりました!

 

㉑反対側も同じように縫います。

3.持ち手を作る

※持ち手を付けない場合は次の行程に進んで下さい。

①「持ち手」の端を出来上がりに折ります。

 

②反対側も同じように折ってアイロンで押さえます。

 

③持ち手を半分に折ってアイロンで押さえます。

 

④「持ち手」の端にコバステッチをかけます。

 

端から端までコバステッチをかけて下さい。

 

⑤反対側「わ」になっている方にもコバステッチをかけます。

 

⑥「二つ折り止まり」から「二つ折り止まり」までコバステッチをかけます。

止まり位置は「型紙」を確認してください。

 

⑦「袋布」の持ち手付け位置に縫い付けます。もう一本の持ち手も同じように付けて下さい。

4.Dカンタブを作る

 

ショルダーバッグを作られる場合はDカンタブを作って下さい。

Dカンタブを付けない場合は次の行程に進んで下さい。

 

①Dカンタブの距離が長い方を8㎜折ります。

 

②「①」で折ったタブを半分に折ります。

 

③両端にコバステッチをかけます。

 

④「Dカン」にタブを通し二つ折りします。下端に5㎜のステッチをかけます。

 

⑤「Dカンタブ」付け位置に据えステッチで固定します。

5.ファスナー開閉布を作る

 

 

①ファスナーの先を上図のように折り返します。

 

裏側はこのようになっています。

 

②「ファスナータブ」の両端を出来上がりに折ります。

 

③距離が短い方も出来上がりにアイロンで折ります。

 

④距離が長い方を半分に折り、アイロンで押さえます。

 

⑤ファスナー止まりを三つ折りします。

 

⑥端から5㎜の所をステッチ押さえします。

※ファスナーのムシを中心に生地の部分を折り返します。

 

⑦「ファスナータブ」の中心にファスナーを据え、タブで挟みます。

 

⑧「ファスナータブ」の周囲にコバステッチをかけます。

 

⑨ファスナーの準備ができました!

 

⑩「口布」と「裏口布」の端を出来上がりに折ります。

 

⑪「口布」と「ファスナー」を中表に合わせます。

 

⑫「口布」と「裏口布」を中表に合わせ上図のように縫います。

 

⑬角をカットします。

※角の縫い代を薄くしてスッキリと仕立てるためにカットします。

 

⑭「口布」を表に返します。

※隅は「目打ち」などを使用して「角」を出します。

 

⑮上図のように「口布」の周囲にコバステッチをかけます。

 

⑯反対側の「口布」も同じように縫います。

6.見返しを縫う

 

①「見返し」を中表に合わせて両端を縫います。

 

②縫い代を割ります

 

③反対側も同じようにアイロンで割ります。

 

④先程作った「口布」を見返しの付け位置に合わせ縫い合わせます。

 

⑤反対側も同じように縫います。

 

上から見るとこのようになっています。

7.内ポケットを付ける

「裏袋布」に「内ポケット」を付けます。

①「内ポケット」を中表に合わせ「返し口」を残して周囲を縫います。

 

②四隅を三角にカットします。出来上がりから2~3㎜手前までカットします。

縫い代を薄くする事で四隅をスッキリと仕立てる事が出来ます。

 

③「返し口」から表に返します。縫い目を「突き合わせ」にしアイロンで形を整えます。

 

④「裏袋布」のポケット付け位置に据え、コバステッチ押さえします。

中心に仕切りステッチをいれます。

※コバステッチとは、端から1~2㎜の所にかけるステッチを指します。

8.裏袋布を作る

 

①「裏袋布」同士を中表に合わせ「両脇」を縫います。

底の部分は「返し口」を残して縫って下さい。

 

②縫い代をアイロンで割ります。

 

③マチになる部分を中表に合わせて端から8mmの所を縫います。

 

④「見返し」と「袋布」を中表に合わせて縫い合わせます。

 

⑤「縫代」を「裏袋布」側に倒してアイロンで押さえます。

 

⑥「裏袋布」側の縫い目のキワにコバステッチをかけます。

9.表袋布と裏袋布を縫い合わせる

①「袋布」と「裏袋布」を中表に合わせて「バッグの口」を1周縫います。

 

②「返し口」から手を入れて表に返します。(この仕様を「どんでん返し」といいます)

 

ひっくり返すとこのようになります♪

 

③バッグの口の縫い目を「突き合わせ」にしてアイロンで押さえます。

 

④端から5mmの所にステッチをかけます。

 

⑤「返し口」を出来上がりに折ります。

「返し口」を突き合わせにしコバステッチで縫い閉じます。

 


最後に仕上げアイロンをして完成です。

おつかれさまでした♪