使用した型紙

MMZ-103 Karen(カレン)三つ折りミニウォレット・ミニ財布・財布型紙

 

 

素材について

 

布帛タイプ

  • 表地:ブロード、シーチング、タナローン等の薄手の素材
  • 裏地:シーチング ブロード、ナイロン、レーヨンシャンタン等の薄手の生地

 

合皮・ビニールコーティング素材タイプ

  • 表地:合皮・ビニールコーティング素材
  • 裏地:シーチング ブロード、ナイロン、レーヨンシャンタン等の薄手の生地

 

サイズ

  • 見開き 23cm 
  • 三つ折りに折りたたんだ時のタテサイズ 8cm
  • ヨコ 11cm

 

材料

  • 表地 110cm幅 0.2M
  • 裏地 110cm幅 0.2M
  • テキソン0.4mm(ウェブロン・ボンテックス)紙芯地 112cm幅 0.15M 
    (天然ゴムや合成ゴムを染みこませた含浸紙です。)
  • ウレタン2mm厚 100cm幅 0.15M 
    (合皮の厚みによっては使用せずに作る事もできます)
  • ボンド・5mm幅の手芸用両面テープ
  • 目玉クリップ(あると便利です)
  • ワニカンまたはヘリ止め 1個(フラップに飾りを付ける場合のみ)

●ボンドは生地の風合いに合い、接着可能なものであれば他の種類でも可です。裁ほう上図もご使用頂けます。

 

1.裁断する

 

 布帛の裁断

①表地の裁断をします。

「外布」は接着芯を貼るのであらかじめ大き目に裁断します。

※接着芯を貼るパーツは型紙より5㎜~8㎜程度大きく裁断しておきます。

 

②接着芯を貼ります。

中肉程度の生地によっては接着芯なしでもお作り頂けます。生地の厚みを考慮して貼って下さい。

 

〇接着芯を貼る際は、コピー用紙などを一枚挟んで接着すると良いです。

接着芯から染み出た樹脂がアイロンに付くと焦げや汚れを防ぎます。

 

③この作業を「粗断ち」といいます。

裁断にひと手間かかりますが、正確に作品を作る事ができます。

※写真は他の作品のパーツを使用しています。

 

④裏地を裁断します。

⑤ウレタンを裁断します。

⑥ボンテックスを裁断します。

★ボンテックスを型紙通りカットする事で仕上がりに差がでます。

特に角の小丸部分はボンテックスに沿って生地を接着していくので丁寧にカットして下さい♪

 

 合皮・ビニールコーティング素材

①表地を裁断します。

②裏地を裁断します。

※「外布」以外全て裏地で作ります。薄手素材であれば「表中心マチ」「表サイドマチ」も

ビニールコーティング素材でお作り頂けます。

 

③ウレタンを裁断します。合皮など生地に厚みがある場合は使用せずに作る事もできます。

選定された生地に合わせてご使用下さい。

 

④ボンテックスを裁断します。

★ボンテックスを型紙通りカットする事で仕上がりに差がでます。

特に角の小丸部分はボンテックスに沿って生地を接着していくので丁寧にカットして下さい♪

2.外布を作る

①「外布」と「外布見返し」を中表に合わせます。

 

②見返しの上端と下端を縫います。

 

③表に返し、縫い目を「突き合わせ」にします。

 

④「ウレタン」を付け位置に据えます。付け位置は型紙を参照してください。

 

⑤ボンテックスを付け位置に据えます。付け位置は型紙を参照してください。

 

⑥「ボンテックス外布用」の周囲にボンドを付けます。

 

⑦周囲を出来上がりに折り、クリップなどで固定した状態で乾燥させます。

貼り付け方はクララの作り方動画をご参照下さい。ボンテックスに沿って生地を接着します

 

スマホYouTube限定公開動画です↑

 

⑧見返しの下端にステッチをかけます。

3.フラップを作る

①「フラップ」の正面側に「ウレタン」を据えます。付け位置は型紙を参照してください。

 

②「ボンテックス」を付け位置に据えます。

 

③外回りをボンドで貼ります。

※周囲の縫い代は10㎜です。

 

④フラップの裏面側(背面)ドットボタン付け位置に穴を開けます。

 

⑤ドットボタン「凸」を打ちます。

 

⑥「ボンテックス」側にボンドを塗り、「フラップ」を二つに折り接着します。

接着する際、フラップの周囲をピッタリと合わせて下さい。

乾燥後、周囲にコバステッチをかけます。

 

↑裏側はこのようになっています。

⑦「外布」に「フラップ」をつけます。フラップの付け方は

上図のように据えて「フラップ裏面」側からステッチをかけて下さい。

4.小銭入れを作る

 

 布帛の仕様

①「小銭入れ」と「裏小銭入れ」を中表に合わせ周囲を縫います。

 

②縫い代を割ります。

 

③表に返します。縫い目を「突き合わせ」にし、アイロンで押さえます。

 

④ポケット口にコバステッチをかけます。

 

 合皮・ビニールコーティング素材の仕様

①「裏小銭入れ」を「小銭入れ」のポケット口出来上がり線に据えます。

②縫代端に「両面テープ」を貼ります。

 

③「裏小銭入れ」を抱き込む状態で「小銭入れ」の縫い代を折り返します。

ポケット口にステッチをかけます。

 


④「小銭入れ」用のボンテックスを付け位置に据えます。

「小銭入れ」と「裏小銭入れ」の間に挟みます

 

⑤タックをたたみ、アイロンで押さえます。タックの折山にコバステッチをかけます。

 

⑥反対側のタックも同じようにステッチをかけます。

 

⑦「小銭入れ」を「外布」の付け位置に据えます。

 

⑧裏側に返して、ボンテックスにボンドを付けます。(太線がボンドを付ける位置です)

 

⑨ボンテックスの形に添わせながら縫代を折り、接着します。

 

↑裏側はこのようになっています。

 

5.内布を作る

①「内布1」と「内布2」を中表に合わせ接ぎ合わせます。

 

②縫い代を「内布1」側に倒しアイロンで押さえます。縫い目のキワ「内布1」側にコバステッチをかけます。

※この先の説明では接ぎ合わせたパーツを「内布」という名称で記載します。

 

③カードポケットのポケット口を三つ折りします。ポケット口にステッチをかけます。

 

④「内布」の周囲と「カートポケット」を合わせ、仕切りステッチをかけます。

 

⑤「内布」に「カードポケット」固定するためにステッチをかけます。

 

6.札入れを作る

 

 布帛の仕様

 

①「札入れ」と「裏札入れ」を中表に合わせます。

 

②縫代をアイロンで割ります。

 

③縫い目を「突き合わせ」にしてアイロンで押さえます。

 

④ポケット口にステッチをかけます。

 

 

 合皮・ビニールコーティング素材の仕様

①「裏札入れ」を「札入れ」のポケット口出来上がり線に据えます。

 

②縫代端に「両面テープ」を貼ります。

 

③「裏札入れ」を抱き込む状態で「札入れ」の縫い代を折り返します。

 

 

④表から見るとこのようになっています。

※次の行程は布帛と同じ仕様で進んで下さい。

7.内布と札入れを合体させる

 

①「内布」の裏にボンテックスを据えます。周囲の断ち端をピッタリとあわせます。

 

②「内布1」の縫い代をボンテックスに沿ってボンドで貼り合わせ乾燥させます。

 

③「内布」に「札入れ」の両端と下端縫い代を折って接着していきます。

 

※この時「札入れ」側の上端の距離が短いため上の写真のように「札入れ」が張った状態になります。

 

↑裏からみるとこのようになっています。

8.ドットボタンを打つ

 

①「小銭入れ」にドットボタン「凹」を打ちます。フラップを被せて収まりの良い位置に

打って下さい。

 

②外布側にもドットボタン「凹」を打ちます。

 

 

9.外布と内布の合体

①内布の裏側にボンドを塗ります。

 

②「外布」と「内布」の周囲を合わせてます。

下端は外布側の距離が長いため「浮き」がでます。

※下端は長さが合いません。お財布を折り返して使用する際の外法分「浮き」を作っています。

 

③「内布」と「外布」の上端をピッタリと合わせます。

 

④周囲にステッチをかけます。(ステッチ止まりの位置は型紙を参照してください。)

 

⑤下端の中心部分にもステッチをかけます。

 

⑥「札入れ」のみにドットボタン「凸」を打ちます。

 

 

10.完成

 

①仕上げアイロンをかけて完成です。

 

お好みでフラップにワニカンを付けると可愛く仕上がります♪