MMZ-70 CHRISTINA(クリスティーナ)バルーントートバッグ型紙の作り方
使用した型紙
MMZ-70 CHRISTINA(クリスティーナ)バルーントートバッグ型紙(3サイズ展開)
素材について
表地:オックス ブロード ツイル キャンバス地 ハンプ ラミネート生地等の薄手から中肉程度の生地
裏地:シーチング ブロード、ナイロン、ツイル等の中肉〜薄手程度の生地
※ナイロンオックスはバッグの形を整形しやすくとても扱いやすい生地です。
ナイロンオックスを使用することによりバッグ自立した仕上がりになります。
サイズ
★3サイズ展開:S / M / L
Sサイズ
・タテ:27cm
・ヨコ:33cm
・マチ:11.5cm
Mサイズ
・タテ:33cm
・ヨコ:41cm
・マチ:14cm
Lサイズ
・タテ:37cm
・ヨコ:46cm
・マチ:16cm
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材料
Sサイズ
- 表地 110cm幅:0.6M
- 裏地 110cm幅:0.4M
- 接着芯 90cm幅:0.5M
- ファスナー30cm 1本
Mサイズ
- 表地 110cm幅:0.9M
- 裏地 110cm幅:0.7M
- 接着芯 90cm幅:0.6M
- ファスナー40cm 1本
Lサイズ
- 表地 110cm幅:0.9M
- 裏地 110cm幅:0.8M
- 接着芯 90cm幅:1.0M
- ファスナー50cm 1本
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サンプルに使用した生地
表地
〇無地広幅帆布 (レッド ネイビー グレーと生成りの配色)
〇8号帆布 (キャメル オリーブ単色バッグ)
裏地
〇ブロード
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サンプルに使用した副資材
○接着芯
〇30cmファスナー
〇40cmファスナー
〇50cmファスナー
●表地、裏地とも柄わせなどがありますと要尺が増えます。上記の寸法は柄わせ無しの要尺です。
●このバッグは表地に全面芯を貼る仕様です。厚手の生地の場合は接着芯を使用せずに作る事も出来ます。
作り方説明スタートです
1.裁断をする
①表地を裁断します。
※接着芯を貼るパーツは予め、型紙より5mm~1㎝程度大きめに裁断してください。
②裏地を裁断します。
③接着芯を裁断します。
※表地同様に予め、型紙より5mm~1㎝程度大きめに裁断してください。
※大きめに裁断した表地と合わせて裁断をしていくと効率よく裁断できます。
2.接着芯を貼る
①表地に接着芯を貼ります。
※接着芯を貼ると縮む事があるので
予め大きく裁断したパーツに芯を貼ります。
※この写真は参考写真です。今回のバッグとは別のアイテムでご紹介しています。
②芯を貼ったパーツに型紙を乗せ直し
型紙通りに裁断をします。
※この作業を「粗断ち」といいます。
裁断にひと手間かかりますが、正確に作品を作る事ができます!
3.持ち手を作る
①「持ち手」の距離が長い方の「辺」を出来上がりに二つ折りします。
②反対側の「辺」も同じように折ります。
③「持ち手」を半分に折りアイロンで押さえます。
④「わ」になっていない方の「辺」にステッチ(端から2mm)をかけます。
⑤「わ」側にも同じようにステッチ(端から2mm)をかけます。
⑥同じように「持ち手」をもう1本作ります。
4.表袋布の始末
①「持ち手」を「表袋布」付け位置に据えマチ針で固定します。
※持ち手の「わ」の部分が外を向くように据えてください。
②「持ち手」を「表袋布」に縫い付けます。バッグ口から2㎝手前で縫い止めます。
※縫いはじめと縫い終わりは必ず「返し縫い」してください。
③「カシメ」打ち位置にポンチで穴をあけます。
※カシメを打たない場合、この工程は飛ばして⑤に進んで下さい。
④「カシメ」を打ちます。
※カシメの打ち方は使用されるカシメの取り扱い説明書をご参照下さい。
⑤「持ち手」の中心を半分に折り、ステッチ押さえします。
ステッチは元々「持ち手」かけてあるステッチと重ねるようにかけます。
※ステッチ止まりは各サイズごとに異なります。型紙をご参照下さい。
⑥同じように、もう一枚の「表袋布」にも「持ち手」を付けます。
⑦「表袋布」同士を中表に合わせ両脇を縫います。
⑧アイロンで縫代を割ります。
⑨「表袋布」を表に返しておきます。
5.底布の始末
①「底布」のタックを畳み、マチ針で固定します。
②タックがズレないように端から5mmの所にステッチをかけ固定します。
③タック端から10mmぐらいまでをアイロンでプレスします。
※タックの厚みを潰し出来るだけフラットにします。
④同じように、もう一枚の「底布」パーツにもタックを入れます。
⑤「底布」同士を中表に合わせ脇を縫います。
⑥縫代をアイロンで割ります。
⑦「底布」を表に返しておきます。
6.表袋布を作る
①「表袋布」と「底布」を中表に合わせ「切り替え線」を縫います
②縫代を「底布」側に倒しアイロンで押さえます。
③縫い目の際、底布側に飾りステッチ(端から2mm)をかけます。
④「底布」と「バッグ底」を中表に合わせます。
⑤「底布」と「バッグ底」を縫い合わせます。
※この部分は荷物をいれた時、一番力がかかる部分なので重ね縫いしてください。
7.口布の始末
※口布をつけない場合はこの工程を省き「8.裏袋布の始末」に進んで下さい
①「ファスナータブ」を用意します。
タブの両端(辺の長い方)を出来上がりに二つ折りします。
②もう一方の辺も二つ折りし、タブの四方を折ります。
③タブを二つ折りします。(距離が長い方を半分に折ります)
④ファスナーの端を二つ折りし、ステッチをかけます。
※ステッチは端から3mmぐらいの所にかけます。
⑤ファスナーに「ファスナータブ」を挟みます。
端から2㎜の所をステッチ押さえ(逆コの字)します。
⑥ファスナー布を折り返しステッチで押さえます。
※ステッチは端から3mmぐらいの所にかけます。
⑦表地と裏地の「口布」の両端を出来上がりに二つ折りします。
⑧ファスナーを挟むように裏地の「口布」を中表に合せ出来上がり線を縫います。
※パターン上でファスナー止まり位置を確認して付けてください!
⑨縫い代を「表口布」側に倒しアイロンで押さえます。
⑩「裏口布」の縫代も「口布」側に倒しアイロンで押さえます。
⑪「口布」にステッチ(端から2mm)をかけます。
⑫反対側も同じように口布を付けます。
8.裏袋布の始末
①「裏ポケット」を中表に合せます。「返し口」を残して縫います。
②「裏ポケット」の四隅を三角にカットします。
※角をカットする事で厚みが軽減されスッキリと仕立てる事が出来ます。
③「裏ポケット」を表に返しアイロンで形を整えます。
④「裏袋布」のポケット付け位置に「裏ポケット」を据えます。
ポケット周りを縫います(ステッチは端から2㎜の所を縫います)
⑤仕切りステッチをかけます。
※必ず縫いはじめと縫い終わりは返し縫いして下さい。
⑥「裏袋布」のタックをたたみます。
端から5mmの所にタック押さえステッチをかけます。
⑦もう一枚の「裏袋布」も同じようにタックをたたみます。
⑧「裏袋布」同士を中表に合せ脇を縫います。
その際、片側のみ「返し口」を作るため縫い残します。
⑨縫い代をアイロンで割ります。
⑩「裏袋布」と「裏バッグ底」を中表に合わせます。
⑪「裏袋布」と「裏バッグ底」を縫い合わせます。
9.裏袋布と見返しを接ぐ
①「見返し」を中表に合せ両脇を縫います。
②縫い代をアイロンで割ります。
③「裏袋布」の「口布」付け位置に「口布」をマチ針で固定します。
端から5mmの所をステッチ押さえして固定します。
④「③」のパーツと「見返し」を中表に合わせ縫い合わせます。
⑤縫代を「裏袋」側に倒しアイロンで押さえます。
⑥「裏袋布」側にぐるり一周ステッチをかけます。
10.表袋布と裏袋布を接ぐ
①「表バッグ」と「裏バッグ」を用意します。
表バッグ=表袋布と合体しているパーツ
裏バッグ=裏袋布と合体しているパーツ
②「表バッグ」と「裏バッグ」の「バッグ口」を中表に合わせます。
③「バッグ口」を縫います。
④「バッグ口」の縫い代をアイロンの先を使い割ります。
※アイロンをかけにくい所なのでアイロンの先で押すイメージで縫い割って下さい。
この工程をする事でバッグを表に返した時にバッグ口を整形しやすくなります。
⑤「返し口」から手を入れ表に返します。(どんでん始末)
⑥表に返しました!
⑦「バッグ口」の縫い目を突き合わせ(毛抜き合わせ)にしてアイロンで押さえます。
※表地と裏地が突き合わせの状態になるようにプレスしていきます。
⑧「バッグ口」の周囲にステッチ(端から5mm)をかけます。
⑨ステッチがかかりました!
⑩「返し口」を突き合わせにしてステッチで縫い閉じます。
⑪仕上げアイロンをかけて完成です。
使用した型紙
MMZ-70 CHRISTINA(クリスティーナ)バルーントートバッグ型紙(3サイズ展開)