MMZ-69 MILEY(マイリー)バルーントートバッグ型紙の作り方

 

使用した型紙

MMZ-69 MILEY(マイリー)バルーントートバッグ型紙(3サイズ展開)

 

●素材について●

表地:オックス ブロード ツイル キャンバス地 ハンプ ラミネート生地等の薄手から中肉程度の生地

裏地:シーチング ブロード、ナイロン、ツイル等の中肉〜薄手程度の生地

※ナイロンオックスはバッグの形を整形しやすくとても扱いやすい生地です。

ナイロンオックスを使用することによりバッグ自立した仕上がりになります。

 

●サイズ●

★3サイズ展開:S / M / L

Sサイズ

・タテ:22.5cm

・ヨコ:31cm

・マチ:11cm

 

Mサイズ

・タテ:25.5cm

・ヨコ:35cm

・マチ:12cm

 

 Lサイズ

・タテ:29cm

・ヨコ:40cm

・マチ:14㎝

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●材料●

Sサイズ

  • 表地 110cm幅:0.6M
  • 裏地 110cm幅:0.4M
  • 接着芯 90cm幅:0.6M
  • マグネットボタン14mm幅 1組

Mサイズ

  • 表地 110cm幅:0.7M
  • 裏地 110cm幅:0.5M
  • 接着芯 90cm幅:0.7M
  • マグネットボタン18mm幅 1組 (14mm幅のマグネットボタンでも可)

Lサイズ

  • 表地 110cm幅:0.9M
  • 裏地 110cm幅:0.7M
  • 接着芯 90cm幅:1.0M
  • マグネットボタン18mm 1組 (14mm幅のマグネットボタンでも可)

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 サンプルに使用した生地

 

表地

〇無地広幅帆布

〇Kippis 2019AW『Kodikkuus』

Lentokukka*飛ぶ花

※Kippisで作っている作品は配色にインディゴデニムとブラックデニムを使用しています。

デニムについてはオカダヤ実店舗の生地を使用しています。

 

裏地

〇ブロード

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サンプルに使用した副資材

○接着芯

〇マグネットボタン18mm

 

●表地、裏地とも柄わせなどがありますと要尺が増えます。上記の寸法は柄わせ無しの要尺です。

●このバッグは表地に全面芯を貼る仕様です。厚手の生地の場合は接着芯を使用せずに作る事も出来ます。

●マグネットボタンはSサイズに14mm幅、MサイズLサイズに18mm幅を使用しています。

Mサイズに14mm幅の使用も可能です。

 

星作り方説明スタートです星

 

1.裁断する

①表地を裁断します。
※接着芯を貼るパーツは予め、型紙より5mm~1㎝程度大きめに裁断してください。
 
②裏地を裁断します。

 

③接着芯を裁断します。
※表地同様に予め、型紙より5mm~1㎝程度大きめに裁断してください。
※大きめに裁断した表地と合わせて裁断をしていくと効率よく裁断できます。

 

2.接着芯を貼る

①表地に接着芯を貼ります。

※接着芯を貼ると縮む事があるので

予め大きく裁断したパーツに芯を貼ります。

※この写真は参考写真です。今回のバッグとは別のアイテムでご紹介しています。

 

②芯を貼ったパーツに型紙を乗せ直し

型紙通りに裁断をします。

※この作業を「粗断ち」といいます。

裁断にひと手間かかりますが、正確に作品を作る事ができます!

 

3.持ち手を作る

①「持ち手表」と「持ち手裏」を中表に合わせ、内側のカーブを縫います。
その時に両端1㎝縫い残します。
※縫いはじめと縫い終わりは必ず返し縫してください。
 
②縫い代をアイロンで割ります。
※アイロンの尻部分を浮かせながらアイロン先を押し当てるように縫い代を割ります。
 
③縫い目を上図のように「突き合わせ」にしてアイロンで押さえます。
 
④「持ち手表」の両端の縫い代を出来上がりに折りアイロンで押さえます。
 
⑤「持ち手表」の下端を出来上がりに折りアイロンで押さえます。
 
⑥「持ち手裏」の下端の縫い代も同じように出来上がりに折りアイロンで押さえます。
 
⑦「持ち手裏」の縫い残している部分(1㎝)を「持ち手表」から見えないように控えます。
※「持ち手」を「袋布」に縫い付けた時に、裁ち端が表から見えないようにするためこの時点で引き込んでおきます。
 
⑧「持ち手」の外カーブ同士を突き合わせにしてマチ針で固定します。
 
⑨「持ち手」の外カーブの端にステッチ(端から2mm)をかけます。

 

⑩端から端までステッチ押さえします。
※ステッチをかけた後は縫い目を落ち着かせるために必ずアイロンでプレスして下さい。
 
⑪内カーブも同じようにステッチ(端から2mm)をかけます。
 
⑫もう一本の持ち手も同じように作ります。
 
4.袋布を作る
①「持ち手」を「袋布」の付け位置に据えマチ針で固定します。
 
②「袋布」の「バッグ口」から2㎝手前まで持ち手を縫い付けます。
 
③「袋布」の底を上図のように畳みます。
 
④タックを固定するために端から5mmの所にステッチをかけます。
 
⑤同じように、もう一枚の「袋布」も作ります。
 
5.側面ポケットを作る
①表地と裏地の「側面ポケット」を中表に合わせ「ポケット口」を縫います。
 
②縫い代を「裏地側」に倒しアイロンで押さえます。
 
③表地と裏地を「突き合わせ」にしてアイロンで押さえます。
 
④ポケット口にステッチ(端から2mm)をかけます。
⑤ポケット底側にステッチ(端から5mm)をかけます。
※「底部分」から飛び出して見える「裏地」は表地に合わせてカットして下さい。
 
⑥「ポケット底」側のタックを上図のようにたたみます。
 
⑦タック押さえステッチ(端から5mm)をかけます。
 
⑧「側面マチ」の上に「側面ポケット」を据え周囲をマチ針で固定します。
 
⑨「側面マチ」に「側面ポケット」を固定するため端から5mmの所を押さえ縫いします。
 
⑩ポケットのタックを「ポケット口」までプレスします。
※ふんわりと仕上げたい方はプレスなしでもOKです!
 
⑪同じように、もう一枚の「側面ポケット」も作ります。
 
6.側面パーツとバッグ底を接ぐ
①「側面マチ」と「バッグ底」を中表に合わせ出来上がり線を縫います。
 
②縫い代を「バッグ底」側に倒しアイロンで押さえます。
 
③「バッグ底」側にステッチ(端から2mm)をかけます。
 
④反対側も同じように縫います。
 
7.袋布と側面パーツを接ぐ
①「袋布」と「側面パーツ」を中表に合わせマチ針で固定します。
※側面パーツ=バッグ底と側面マチをはぎ合わせたパーツ
 
②「袋布」と「側面パーツ」を縫い合わせます。
 
③縫い代を「側面マチ」側に倒しアイロンで押さえます。
縫い代が起き上がって来ないように端から3mmの所をステッチ押さえしておきます。
※反対側も同じようにステッチ押さえて下さい。
 
④反対側も同じように「袋布」と「側面パーツ」を接ぎ合わせます。
 
8.見返しの始末
①「見返し」のマグネットボタン付け位置に裏から印を入れます。
 
②マグネットボタンを用意します。
 
③マグネットボタンの「当金の中心の●をマグネットボタン付け位置に据えます。
「当金」の縦穴に印を入れます。
 
④縦に書いた印にメスを入れます。
 
⑤マグネットボタンの足を表から差し込みます。
※凹凸どちらを差し込んでも構いません。
 
⑥足に「当金」を通し、足を上図のように倒します。
 
⑦同じように反対側の「見返し」にもマグネットボタンを付けます。
 
⑧「見返し」同士を中表に合わせ両脇を縫います。
 
⑨アイロンで縫代を割ります。
 
9.裏ポケット始末
①「裏ポケット」を中表に半分に折ります。「返し口」を残して周囲を縫います。
 
②ポケットの四隅をカットします。
※縫い代の厚みを緩和して角をスッキリと仕立てるために行います。
出来上がりより2mm手前までカットして下さい。切りすぎに注意して下さい。
 
③「裏ポケット」を表に返しアイロンで形を整えます。
「返し口」は出来上がりに折っておきます。
 
④「裏袋布」のポケット付け位置に「裏ポケット」を据えます。
ポケットを付けます。端から2mmの所をステッチ押さえします。
 
⑤ポケット中心に「仕切りステッチ」をかけます。
※仕切りステッチは用途に合わせてお好みの位置にかけて頂いてもOKです!
 
10.裏袋布を作る
①「裏袋布」のタックを畳みます。
タック押さえステッチ(端から5mm)の所にかけます。
 
②同じように、もう一枚の「裏袋布」も作ります。
 
③「裏バッグ底」同士を中表に合わせ中心を縫います。
 
④縫代を「片倒し」にしてアイロンで押さえます。
 
⑤「裏袋布」と「裏バッグ底」を中表に合わせマチ針で固定します。
 
⑥「返し口」を残して出来上がり線を縫います。
※「返し口」部分は必ず「返し縫い」してください。
 
⑦「返し口」部分を出来上がりに折ります。
 
⑧縫代を「裏バッグ底側に倒しアイロンで押さえます。
 
⑨反対側の「裏袋布」と「裏バッグ底」を縫い合わせます。
※この工程では「返し口」は作りません。
 
⑩「見返し」と「裏袋布」を中表に合わせ縫い合わせます。
※「裏ポケット」と「マグネットボタン」の凹凸の位置関係は用途に合わせて決めてください。
 
⑪縫代を「裏袋布」側に倒しアイロンで押さえます。
⑫「裏袋布」側にステッチ(端から2mm)をぐるり1周かけます。
 
11.表袋布と裏袋布を合体する
①「表袋布」と「裏袋布を中表に合わせ「バッグ口」を1周縫います。
 
②縫代の厚みを緩和するために角をカットします(4か所)
③「バッグ口」の縫代を軽く割っておきます。
 
④「返し口」から手を入れて表に返します。
 
⑤表に返しました
※この工程を「どんでん始末」といいます。
 
⑥バッグ口を「突き合わせ」にしてアイロンで押さえます。
「③」の工程で軽くアイロンをかけておくと「突き合わせ」しやすくなります。
 
⑦バッグ口に飾りステッチ(端から5mm)をかけます。
 
⑧「返し口」の縫代を出来上がりに折り、マチ針でとめます。
 
⑨「返し口」を縫い閉じます。
 
⑩最後に仕上げアイロンをして完成です!
 

使用した型紙

MMZ-69 MILEY(マイリー)バルーントートバッグ型紙(3サイズ展開)