まいど
ついに退院日
予定どおりのスケジュールです
まだいろいろ痛いけども
部屋の片づけして
会計して
看護師さん呼んで部屋のチェックして
娑婆ですよ
やー
病院は病院でけっこう快適だったけど
やっぱ自由っていいなー
父の運転で自宅へ
で、家帰ってきて気づいたんですけど
病院って病人が動きやすいように
うまくつくられてるんだなーーー
自分ちだけどめちゃ不便
動きにくい動きにくい
まー、ゆっくりやってくしかないんですがね
翌日から早速暇
で、病院でもらった資料から
ワコールの『リマンマ』の資料を発見。
予約の電話を入れたら当日okだったので行ってみることに
リマンマはワコールの中でも
乳がん治療者さん向けの下着を提供してるメーカー
こんなかんじの
術後のいろんなタイミングで
使いやすそうな下着をつくってるみたい
完全予約制で
完全個室制
お店の中で誰かに会うことがない
客１名に対して個室で担当者が対応する
プライバシー厳守にとても気を使ってる
担当者さんはよく勉強してるかんじだけど、
乳がん経験者ではない雰囲気かな
無理に商品を薦めるということはなくて
必要なものを必要な分だけ
ゆっくり時間をかけて選ばせてもらえる
しかしね
やっぱなかなか心踊る下着とはいかないね......
それはいま求めるべきじゃないのかもしれないけど
カラーいろいろとかね
装飾かわいいとかね
毎日身に着けるものだから
そういうところで楽しみがあるとよりうれしいなー
この日は胸帯に近い前開きの柔らか素材のブラと
柔らかパッドを購入
しばらくはこれを着用して
落ち着いたらノンワイヤーブラやブラトップを使おうかな
パッドね
試着するまでは
『これ要るかな
』
って思ってたけど
いやいやいや
試着してみて改めて思った
やっぱ両胸に同じくらいのふくらみがあるのっていいわ
全摘した胸は寂しいかんじになっちゃったけど
下着でけっこう元気出る
あと、こいつが少しは衝撃から防御してくれるらしいんです
実はリマンマルームまで来る道すがら感じてた
人込みって怖い
どこから人がぶつかってくるかわかんなくて
なんだか必要以上に力が入っちゃう
まだ痛いから恐怖心が出ちゃうのかな
さてさて
個室で待ってるとラッピングして持ってきてくれた
ショッパーには『ワコール』って名前も何も入っていない
きれいな花柄の紙袋に入れてくれた
物凄い気の使いようだなと思ったけど
それはつまり
知られたくない人が多いってことだよね
乳がんてことを
こういうちょっと過剰じゃないかと思うような配慮が
必要ない社会になるといいなー
だってこれ、
わたしたち必要だから使うんだもん
それをなんだか人目を隠れるように
こっそり買いに行くなんて
買ったものをこっそり持って帰るなんて
なんだか複雑な気分
っていうのは悲観しすぎかな
逆にわたしが気にしすぎなのかな