まいど
手術当日です
6時に看護師さんが部屋に来て、
術前最後の飲水
前日深夜から絶食してるから腹減った......
洗顔、歯磨きをして部屋で待機
担当のK先生が部屋に来て左胸にマーキング
全摘なのでもはやエコーで場所を確認するなどは無く
サインペンで左胸の肌に小さい●を書くのみ
『じゃぁ、またあとで手術室でね』
ところでさ
前日に下剤飲んだんだけど......
便が出ないーーーーーーー
えー
わたしけっこう快便なのにー
悪あがきで病棟の廊下をひたすら歩く
看護師さん:『直前まで待って、だめだったら浣腸しよっか』
浣腸
まじっすか
はい
やっぱり排便なくて看護師さん登場
トイレに座って看護師さんによる浣腸挿入
こんな屈辱的な出来事があろうとはね
看護師さん:『じゃぁしばらく我慢してから出してねー』
肛門をぴっちり閉じてキープ
気を緩めたら出そうだわ
てゆーか
痛い痛い痛い
なにこれナニコレ
我慢の限界で無事に排便
手術前にこんな苦行が用意されてるとはね......
8:45頃に母が院内待機しにきてくれた
病棟の看護師が手術着を持ってきてくれたので
着替えて身支度を整えて
予定時刻
母と看護師の付き添いで歩いて手術室へ
中央扉を入り、ここで母と別れる
本人確認
手術室手前でまた本人確認
何の手術を受けるのかを質問され
口頭で回答したところで、
あぁ、本当に手術するんだ
わたしの左胸とっちゃうんだ
と実感が強くなり
涙が出そうになったのを数回こらえた
手術室に入ると機材に囲まれて手術台があって
仰向けになる
空気はひんやりしてるけど台は温めてあった
間もなく右手前腕にルートが確保され
酸素用のマスクを顔にのせられた
『では麻酔をゆっくり始めますね
血管痛があると思います
だんだんぼんやりしてきますよ』
と聞いたところで
間もなく意識が遠くなった
次に気づいたときは
人工呼吸器の管を抜去するときだったけど
まだ麻酔が醒めきってなくて
痛いとか苦しいとか記憶に残っていない
いくつか振動を越えて
自室に到着したらわりと意識がクリアになってきた
部屋で母が待っていてくれた
聞いたところ、
リンパ節転移は陰性だったとのことで、
少し安心した
その日はずっと寝てた
何度もバイタル測定に看護師が来ていた
深夜から発熱のためやたらと暑かった
動けないので看護師さんが部屋に来るたびにお茶を飲ませてもらった
看護師さん、本当にありがとう
この日は食事はなく
点滴で補液と抗生剤の投与が続いた
腹減った......
ほぼ一日中ベッド上のせいか、腰が痛くて仕方ない
寝返りしたいけど動きにくい
枕を腰の下に入れたりしてみた
でもまたすぐ痛くなって、なかなか落ち着けない
寝たきりの人は本当に苦しいだろうなぁって思った
あと導尿の管が気になって動きにくい......
あと、息苦しい
深呼吸しても酸素が肺胞まで届かないような
意識的に大きく息をしてるうちはいいけど、
うとうとして呼吸が小さめになると苦しくなって目が覚める
の繰り返しだった。
余談ですがね
夜中に目が覚めてテレビつけたら
なぜか日活ロマンポルノみたいなの流れてた
いや、日活ロマンポルノ見たことないから
想像ですけど笑
頭ぼんやりしてたけど、一気に目が覚めたわ
つか院内放送でなぜセクシー映画
長期入院の男性に向けて
これってどの病院でもあるんかな
いや、これ個室じゃないと見れないやつ