イタリア、
選挙権は18歳から。
というわけで
長女も投票できるようになった。
今週末にある
欧州議会選挙が
初めての投票になる。。
投票するのは
Tessera elettrale(選挙カード)を
持っていないと
投票できないので
18歳になると
家に郵送されてくるはずだった。。
選挙カードってこういうの↓
でも
待てど暮らせど
郵送されてこない。。
長女も高校の同級生で
家に選挙カードが
送られてきたのは
たったの一人。
去年の１月に１８歳になった子でさえ
来てない。
ただ一人受け取った子は
上級国民！？
なので
長女は
5月くらいから
選挙カードを
どうしたら取れるか
ネットでチェックした。
管轄はローマ市役所。
なので
ローマ市のコールセンターに
電話して申請の仕方を聞いた。
コールセンターの
オペレーター曰く、
直接
中央市役所に取りに行くか
住んでいる市役所で
オンライン予約をして
取りに行くか
の二択。。
中央市役所は
真実の口近くにあり
遠いので
管轄の区役所で
オンライン予約をした。
それかアプリで登録して予約。
予約の目的に
Tessera elettrale(選挙カード)申請
の項目があったので
それを選択して
5月末に予約を取って
行ってきた。
ちょうど高校のクラスが
12時10分登校の日があって
（注：そんな日はなかなかない。
注2：長女の高校は14時10分まで)
9時40分に予約が取れ、
まあ、すぐ終わるでしょ。
と
楽観的に考えていた。
郵便局のときは
予約を入れてなくて５時間待った長女。
でも
やっぱりここは
痛ーリア。
期待をことごとく
裏切ってくれた。。
9時30分に行って
端末で受付手続きをしたら
行くべきカウンター番号が出るので
表示されたカウンターのところに行った。
30分、40分経っても
呼ばれず。。
なんか自分の番号よりも
後の番号の人も呼ばれてたので
カウンターの人に聞いたら
呼ばれるまで
待てと言う。。
さらに30分経っても
呼ばれないため
本当にここで
選挙カード申請できるのか
聞いた。
受付の女性は
このカウンターではやってない
と言う。。
ではどこにいけばいいか
聞いても
知らない
と言う。。
こいつに聞いても
らちがあかないと思って
インフォメーションの人に聞きに行ったら
カードっていう単語を聞いて
IDカードの列に並ばせようとする。。
人の話聞かない人多い。。
ダメ元でそこで
やってるか聞いたら
案の定IDカードの発行しか
できない。どこでやるかも
わからないと言う。。
そのときすでに
11時半
高校の登校時間が
刻々と迫る。。
いかった長女は
責任者を出せと騒ぎ
キレて機関銃を
撃ちまくりたい衝動を
抑え、
平静を装いながら
でも
毅然と
担当者とお話できますか
と要求したら
責任者と名乗る人が出てきて
選挙カードは今は
区役所では発行してない
と言う。。
中央市役所に行くのが
確実だが
選挙の一週間前くらいには
家に郵送されるものだから
私があなたの立場だったら
届くまで待つだろう。
一週間前までに
届かなければ
ここに来てくれれば
私が発行しよう。
と言い、
長女の持ってた
待ち番号の紙の裏に
自分の名前を書いてよこした。。
Valerio P○○○○○。。
そうこうしてる間に
もう高校の登校時間まで
あと５分となり、
どこでもドアがあるわけでもないので
その日は学校サボった。。
一応私のチャットアプリに
事の経緯の説明→学校間に合わん
→学校いかん。
と長いボイスメッセージが
入ってた。
ああ、
痛ーリア。。
一週間前までに
選挙カードが届けられなければ
アイツに文句言ってやる！
と意気込んでいて
やっぱり前に
選挙カードは届けられず、
予約を取ろうと思っても
空きがない。
投票、
明日明後日なんだけど
まだ長女の選挙カード来てないよ。
で、
実際イタリア中
そんなことばっかりなので
選挙開催当日中は
臨時選挙カード発行場所
みたいなのが設置されるので
そこで発行を
試みることに。。
ヴァレリオ、
命拾いしたな。
あ、
臨時の発行場所で
発行されなくて
投票できなかったら
襲撃してやるから
待ってろよ!
フルネームも
どこで働いてるのかも
知ってるしね。。
うちにある武器は
ヌンチャクと
模造の脇差ししか
ないけど
バット買って
（足がつかないように現金でね
)
それに釘の数十本仕込んどけば
十分だよね
