今年で満50歳を迎える。









半世紀とは長いものである。



















これは私のことじゃなくて


我が家のことである。


築1956年。年代物である。


2000年以上も前に建てられた遺跡やそれ以後の教会、宮殿に比べれば赤ちゃんであるが、

比べるのさえ間違っている。


ローマの中心部の18、17世紀の建物に実際住んでいる人々もいるが、そういうところに住める人は少数派である。


戦後のへなちょこ建築にしてはあちこち治療を施しながらもまだまだ健在である。


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我が家ではないが近所の建物。

(不審な外国人が人様のうちを盗撮していると思われるためこそっと自宅から撮影)


我が家のある地区は1950年代後半から家、コンドミニアム建設ブームが起こり我が家のようなつくりの家が多い。

おおまかに特徴を言うと、

●建物外壁はレンガ、タイルでは覆われていなく塗っただけ。(このタイプの建物は外面の「老け」が早いので10年おきくらいに塗りなおさなくてはならない。)

●窓は小さく必要最低限。

●バルコニーは小さく狭い。

●エレベーターなし。(今では後からつけるところが多い。)

●雨どいの設備が不十分。

などなど。


戦後すぐの50年代、大多数の庶民は皆貧乏だったが、家が必要であった為、コストを抑えながら大量に家(コンドミニアム)が建設されていった。


家探しの記事 に書いたが現在ウチを探している。


物件で値段が比較的低く設定されているのがこの時代の「けちけち住宅」だ。

しかし買った値段は低くてもその後のメンテナンスに多大な費用がかかるためそんなことならせめて70年代の家を買いたい。


欲を言えば近所のこんな建物。

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<=====もちろん最上階ドキドキ

   ってムリですね・°・(ノД`)・°・














今日もめげずに家を見に行くのであった。