私が言っていた語学学校は
バラエティーあふれる国籍の人々がたくさんいた。
当時(今でもだとおもいますが・・)
格安
だったので
先進国以外の国の人が多かった。
エジプト人
イラン人
中国人
ポーランド人
アルメニア人
クロアツィア人
スロヴァキア人
セルビア人
ウクライナ人
モルダヴィア人
メキシコ人
ペルー人
ブラジル人
グアテマラ人
コロンビア人
キューバ人
セネガル人

etc...
なかなか普段触れる機会の少ない人たちなので
彼らと話をするときとても勉強になった。
この学校にしてほんとによかったと思った。
この学校を知ったのは私の親友のおかげだった。
夫の友人Gの家に行った時、
Gの友人である彼女にであった。
チベット人の彼女にはなにか人にはない穏やかなオーラ?を
があった。
話していてとても落ち着き、和む感じがする。
彼女の名前はメンキ
ローマ字ではMEIJI.。
漢字では梅吉
チベット文字では・・・・・(残念ながらフォントがないので書くこと不可能。
インドの古語サンスクリット文字に似ている。)
驚くべきことに名字はなし
すぐに意気投合、お互い親友同士になった。
優しく穏やかで凛としたところもある彼女が
感情的になるときがあった。
それは中国について発言する時。
かなりキツク批判していた。
自国でそんな批判をしようものなら
どこからともなく秘密警察が現れて
刑務所いきになってしまうため
言論の自由があるところで
発散する。
彼女は難民ヴィザでイタリアに滞在している。
彼女の父の兄弟がチベット僧で独立派だったため
カトマンズに亡命中とのこと。
ダライラマの写真を持っていたり、
チベットに独立を!と言うだけで
30年投獄されるほどの抑圧がある。
彼女はさし迫った身の危険があるわけでもなかったが
念のためにほとぼりをさますため
国外へでたという。
あるとき
語学学校で
中国人のL
日本人の私
チベット人の彼女
ポーランド人のB
というメンツで話をしていた。
ふとしたことでBが第二次世界大戦期の話をする。
半分冗談半分本気でLが日本を攻める。
日本がひどいことをしたのは事実であるのだが
中国がチベットにしていることも
ひどいのではないか?
と私はやりかえそうと思ったが冗談のやりあいが
本気の論争になりそうなのでやめた。
チベット人の彼女は目が怒っていたがなにも言わなかった。
後で彼女に
意見いいたそうだったけど
何で言わなかったの?
と尋ねたところ、
中国人の前にでると怖くてなにもいえなくなってしまう
とのこと。
もちろん彼女には中国人の友達もいるし、
ひとりひとりはいい人もいると分かっているが
生まれた時から経験している抑圧に対する
恐怖感、恨みがある。
現在はチベットに帰り、通訳の仕事をしている。
(昔は看護婦をしていたがミスをすると
これもまた刑務所行きになるのでやってられないそうだ。)
ちなみにイタリアには
トスカーナ州のアルチドッソ(Arcidosso)にある。
毎年ヨガやダンスのコースを開いている。

参加者の話によるとトスカーナの大自然の中で
ヨガをすると
こころが洗われる
そうだ。

トスカーナとヨガ。

変わった組み合わせである。