昨日、実家のアロちゃんが亡くなった

と、母から連絡がきました


アロちゃんは、真っ白なスピッツ犬で

もう20歳近く、人間なら相当な

おばあちゃんでした


先月には

もうだめだと思ったそうですが

ここまで、がんばってくれたそうです



母の話では、父は

「2週間、できるだけのことをして

今は、スッキリしてるみたいよ」

ということでした


アロちゃん、本当にありがとう




介護施設で働くようになってから

ご自宅や施設で亡くなる方を

みることがあります



ご高齢の方が、活力がなくなり

食事や水分がとれなくなってくると

私たちは

「そういう時期が近づいてきたのか」

と、自然に思うことができます


しかし、ご家族は

「点滴をすれば元気になるのではないか」

「何かをすれば、元に戻るのではないか」

と話されることが多いです


そして、ご本人が少しずつ、少しずつ

本当に、植物が枯れていくように

変化していく姿をみて

死を受け止めていくのだと思います



ご家族の受け止めができて

そろそろ

ご家族の疲れもたまってきたのかな

などと思っていると

ぱたっと、急に亡くなってしまう

ということもあります


まるで

ご家族の心の準備ができるのを

待っていて、ご家族の看護に

「もう十分満足したよ」

といわれているように感じます



また

ご本人が意識が混濁している中でも

苦しそうな顔をして

何かと戦っているように

みえるときもあります


今までためていた、苦しさや悔しさと

戦っているように私にはみえます


そういう方も

ご家族の看護を受けていくうちに

穏やかな表情に変わっていきます


例えていえば

今まで、不足していた「愛」のピースを

嫌なことを吐き出し

ご家族の愛を受けることで

埋めることができて

満たされることができたのかなぁ

と、私には思えます





私が最期のときにも

あー、愛が足りなかったなぁ

とか

愛をもっと分けておけばよかったなぁ

と思うことがないように

生きたいと思うのです







〈まとめ〉

先日の母の日に

長男がチョコレートを

くれました


おー、期待しないでいると

うれしいなー


あと、50回ぐらい

プレゼントくれたら

かあさんの愛はいっぱいになるよ



チョコレートは

みんなで、分けようね

と言ったけど

ひとりで全部食べてしまいました

だって、美味しかったんだもん


ヤバい!

かあさんはあと100回ぐらい

みんなに愛を分けないと、、

だね





今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました