怒濤の夏 | 竹村真実 Official Blog ~Sempre Avanti!!~

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ソプラノ歌手 竹村真実のオフィシャルブログです。演奏会の情報や日々の活動などを更新していきます。
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だいぶ投稿が滞ってしまっておりました。それもそのはず、6月末から7月頭の2週間で3つの本番を頂いており、その後はすぐに『仮面舞踏会』の立稽古が始まったので、全く余裕がありませんでした。まさに怒濤の夏!ですが、これまでの音楽人生でこんな忙しく幸せな夏は初めてでした。

順番に、今から近い順にさかのぼらせていただきます。

・8/11(日) @サンパール荒川
荒川区民オペラ第20回記念公演
G.ヴェルディ作曲 歌劇『仮面舞踏会』
オスカル役

私はこの夏で声楽を志してちょうど10年になります。その節目の年に、荒川区民オペラの第20回記念公演に出演させていただき、私にとって感慨深い公演となりました。
これまでオーケストラでのオペラは、W.A.モーツァルトの『フィガロの結婚』、『コジ・ファン・トゥッテ』しか経験がなかったので、重厚なヴェルディのオーケストラに自分の声がかき消されないか懸念もありました。ですが、指揮の小﨑先生のアドバイスのおかげで、本番はなんの不安要素も抱くことなく舞台に上がることができました。これまで私は指揮に合わせなきゃいけないという思いが強かったのですが、小﨑先生の指揮はコンタクトを取るポイントだけおさえておけば、あとは自然な呼吸で歌うことができ、ぎこちなさやモヤモヤ感など一切持つことなく歌うことができました。本当に多くのことを学ばせていただきました。心から感謝です。
更に、この度は最年少ということで先輩の歌い手の皆さんにはお世話になりました。舞台のこと、歌のこと、演技のこと、マナー、これからのこと、いろんなことを勉強させていただきました。特に、関わることの多かったリッカルド役の相山さん、あたたかく支えてくださっためぐさん、明るく仲間に入れてくださった同組の皆さん、別組で同役の別府さんには大変お世話になりました。今回学んだことを次に活かしてまいります。

合唱の皆さんやトラの皆さんもいつも気さくに接してくださり、皆さんの一言一言に励まされて本番まで歌い切ることができました。荒響の皆さんの情熱的な音色にもパワーをいただき、一緒に音楽を奏でられて楽しかったです。副指揮の新井さんも明大、東京音大の先輩ということを知ってから親近感がわき、打ち上げでもいろんなお話を伺いました。スタッフの皆さんも素晴らしい仕事をしてくださり、袖では緊張している私を和ませてくださいました。団長をはじめ荒川区民オペラの方々には本当に良くしていただき、不満など持つことなく気持ちよく稽古、本番に臨むことができました。初めて区民オペラに携わらせていただきましたが、それが荒川区民オペラで本当に幸せでした。そして何より、ご来場くださり、応援してくださっているお客様、本当にありがとうございました。本番、あたたかい拍手と声援で会場をあたためてくださって、一緒に素晴らしい公演を作ってくださいました。

いろんな方々の素敵な思いが詰まった今回の公演を生涯忘れません。私もこれからもっともっと成長して、第30回記念公演に出演できるよう精進していけたらと思います。ありがとうございました。



続けて書こうと思ったのですが、長くなってしまったのでひとまずここまで。