婦人公論に掲載された阿川佐和子さんのエッセイ。
20代の頃から母の影響で阿川さんのエッセイを読むようになりました。
「ちょっと聞いてよ、奥さん!」的な親しみやすさ、ユーモアに溢れた内容が面白く、ほぼ図書館で借りたものばかりですが、けっこう読んでいるほうだと思います。
阿川さんの本もお人柄も好きで、以前アメブロに投稿した記事がきっかけで、バラエティ番組に出演することがありました。(静止画出演ですが笑)
今回「老人初心者の覚悟」の中の "洗わない宣言" という章にドキッとしました。 それが以前出演させてもらったバラエティ番組のことでした。
かつて私は「胸当て下着(すなわちブラジャー)を三週間洗わない不届き者」と呼ばれた女である。
…(略)…
で、その騒動から十年以上の歳月を経て、つい先日、故あって若者バラエティ番組に出向いたら、司会者から突然のご下問である。災難は忘れた頃にやってくる。
「噂によるとアガワさんは、数日間も洗わないとか。本当ですか!?」
…(略)…
※「老人初心者の覚悟」P68 洗わない宣言 より
上記、この噂の発端はワタクシで…
過去記事にも書いたよう、番組ディレクターとの打ち合わせで持ち上がった話です。
言い訳をしますと、
阿川さんのエッセイなどで印象に残ったエピソードをたくさん話しました。
特にインパクトに残っているものとして、例のブラジャーの話。
色々と阿川さんの面白いエピソードを話しているうち、少し不安になり、ディレクター氏に
「これって阿川さんの悪口じゃないでしょうか?こんな話をして大丈夫でしょうか?」
と確認しました。
ディレクター氏から "大丈夫" とのお墨付きを頂き、遠慮なく私の知っている限りの面白エピソードを話す流れとなりました。
番組は和やかに終わり、ワタクシ自身も間接的に共演という貴重な経験ができ、めでたし、めでたし…かと思ったら、そうではなかったことに驚きました。
阿川佐和子さま、ごめんなさい。
バラエティ番組って少々過激な事を求めているってことを改めて思いました。
調子に乗って色々お話してしまいましたが、阿川さんの飾らないお人柄、今でも好きです。