平成29年4月27日、リーガルサポートの「指定研修」を受講しました。
「指定研修」とは、度重なる会員の横領等の不祥事対策として必修になった研修です。
今回のテーマは
「法人業務適正検討有識者会議から見たリーガルサポート」
講師:
法人業務適正検討有識者会議
元委員長 鈴木宏明氏(元富士銀行取締役検査部長)
元副委員長 濱口博史氏(弁護士)
「法人業務適正検討有識者会議」は、リーガルサポートとはまったく関係のない外部の有識者によって構成されていた会議です。
同会議は、平成28年3月にリーガルサポートから委託を受けて、会員の横領事件等不祥事に関して、事実の徹底解明及びリーガルサポートの信頼回復と再発防止のための方策を策定することを目的とした調査を行いました。
そして、平成28年9月に報告書をリーガルサポートに提出しています。
報告書→コチラ
今回の研修は、その報告書を基に、
①不祥事発生の原因の分析
②あるべき再発防止策
が主な内容でした。
①不祥事発生の原因の分析では、リーガルサポートの組織としての弱点の指摘がありました。
厳しい指摘でしたが、もっともな指摘の数々…。
特に、「会員の業務体制の水準が確固としていない」という分析については、言われてみればその通りだと思いました。
②あるべき再発防止策では、業務体制の水準の問題、指導監督の問題、組織文化の問題の3つの点から再発防止策が提案されました。
今後はこの報告書で提案された再発防止策をリーガルサポートが具体化し、実践することが求められています。
私も会員の一人として、今後の再発防止策の実践に注目していきたいと思います。
(東京ジェイ法律事務所 司法書士 野村真美)
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