任意後見制度を使うためには、どうすればいいでしょうか?
ステップ1では、あなたと一緒に「ライフプラン」を考えてくれる人を見つけました。
次は、ステップ2です。
ステップ2: ライフプランを作りましょう。
誰しも「こんな老後をすごしたい」「こんな老後は嫌だ」といった漠然とした老後の「ライフプラン」を思い描いていると思います。
そのライフプランを具体的に言葉で表現して形にしてみましょう。
ライフプランを作るためには、まず、あなたの現在の財産を確認し、今後の収支予想を立てます。
それをもとに、次のことを考えて、言葉で表現してみましょう。
1.あなたの財産について
① 財産の管理・保存・処分・変更について
② 金融機関との取引について
③ 収入の受領・費用の支払いについて
④ 物品の購入について
⑤ 証書等の保管・使用について
⑥ 相続について
⑦ 保険について
その他、あなたの財産をどのように管理し、 使っていきたいかについて、あなたの希望を言葉で表現します。
2.あなたの健康・くらし等について
①介護について
②医療について
③葬儀・埋葬について
その他、あなたはどう過ごしたいのか、あなたの健康、暮らし、亡くなった後のことについての希望を言葉で表現します。
ライフプランを言葉で表現するのは意外と難しいものです。
そんなときは、ステップ1であなたが選んだ人があなたを手助けしてくれるでしょう。
任意後見制度を利用するにあたっては、ライフプランをしっかり作るのが、何よりも大切なことです。
ライフプランの実現が目的であり、任意後見制度はその目的を実現するための手段だからです。
(東京ジェイ法律事務所 司法書士 野村真美)
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