独学の第二外国語は中国語?韓国語?(2)
スクリーンで20年ぶりに見て感無量。
韓国ドラマ 冬ソナ(『冬のソナタ』2003年韓国ドラマ)のインパクトはすごかった…。
あのブームから韓国語を地道に学習している友人がいます。
本人はボケ防止のために等と謙遜しますが、コツコツと続けていることは本当にスバラシイです。
頭が下がります。
その彼女が数年前、何気に見たNHKのテレビ中国語講座がイモトと先生の掛け合いが面白いと気に入ってから毎週楽しみに見るようになりました。(残念ながら今は見ていないそうです)
そして彼女いわく
「数年間、楽しくテレビで中国語講座を見たが、ちっとも身につかなかった。」
20年も韓国語を続けられるような人がどうして?
もちろん一番はモチベーションの問題でしょうが、それ以外にもいろいろと思い当たることを考えてみました。
彼女の話を続けると中国語は
「まず読めないし、単語がちっとも頭に入らないんだよね。」
日本人になじみのある漢字を使っているのになぜ?
恐らく目で見て何となく意味が分かるのだけど、音はピンインを覚えないとすぐに出てこない。
だからここで
“発音、あ~めんどくさっ”
となるのでしょう。
何となく意味が分かる点が、かえってこの音を覚える作業を煩わしくさせてしまう。
それに音が出せないと単語を覚えることも難しい。
いわゆる表音文字(韓国語)に対して表意文字(中国語)の壁?です。
ハングルは文字が音を表しているの、まずこれを覚えればいくらでも音読ができます。
これに対して漢字は狭い意味(専門的に言うと表意文字とも言えないそうなのですが)で文字が意味を表す表意文字なので、音に関しては、一つ一つの漢字の音を覚えて行くしかない。
その音を教えてくれるのが発音記号、いわゆるピンイン符号です。
つまりハングルと比べると中国語は単語を覚えるためには、
1.漢字を覚えて、2.ピンインを覚えて、
と二倍の労力がかかってしまう。
おまけに声調まで入れると3倍!
でもピンインを覚えればハングルの文字を読むのと同じく、いくらでも音読できるのです。
しかし!
ここで出てくるのが達成感の問題!
これは大事です。
ある程度学習して適度に達成感を味わえないとしょんぼり😞です。前へ進めません。
その達成感がハングルはスゴイ!
ここで表音文字の本領発揮です!
エイっと頑張って反切表でハングルの音を覚えて、現地に飛び込めばそこはハングル文字の世界。
街の中に洪水にように押し寄せるハングルも意味は分からないが、よめる!よめる!
面白いように声が出せる。![]()
外来語だったりなんかしたら、声を出せば意味まで分かってしまうではないか!
どんな文豪が書いたような難解な文章だって音だけは出せる。
意味が分からなくても流暢ではなくても音が出せるのだからネイティブにぐっと近づけた気がする。
おまけにハングルを全く読めない人の前ですらっと音読なんかすると、もう羨望のまなざし
で見られる。
この小さな虚栄心も満たしてくれるハングルの達成感ときたら!
この
キラキラが中国語の入門の段階では訪れない…。![]()
「声調が言えるよ。マーマーマーマー」
とか
「ピンイン読めるよ。ぼーぽーもーふぉー…」
とか発音したところで周囲の反応は
「…?」
せいぜいネイティブの人に
「へえー、がんばってね」
とか、ヘタするとこれだけの発音をしただけなのにさんざん直されたりして終わる。
現地へ飛び出しても漢字の看板ばかり。
せっかく覚えたピンインなんてどこにもない。
だから何となく意味は分かるのだけど音に出せない。
これでは中国語学習歴ゼロの人となんら変わりはない。
音に出せないストレスはデカい。
ある意味、意味が分からない以上に大きいかもしれない。
人間まず声を出して言葉を作ってきたのだとあらためて思う。
中国語を始めて数か月、ひととおり発音の授業を終えた学生さんにピンイン付きの本を見せる。
私「すごいね~みんなもう読めるよ。」
と声をかける。
学生さん「わぁ~」![]()
いっぽうで
私「これは幼稚園から小学校低学年の読みものね。」
とも伝える。
学生さん「え~!幼稚園生…。」![]()
とため息をもらす学生さんも…。
それ以上の年齢を対象にした本は当然ピンインなしで漢字オンリー。全く歯が立たない。
でも山が大きいほどその先にある達成感は大きいからね。頑張れ~。
と心の中で鼓舞するのです。
ピンイン付き絵本
と今回は韓国語/中国語 入門時の達成感の違いについて考えてみました。
じゃあどうすればいいの!
分かりません…。
でもこれからも引き続き考えてみます。
反切表(ハングル)VSピンイン表(中国語)
どちらも私たちが音読できるように導いてくれるステキな地図。![]()
覚える労力としては大差はないと思うのだけど、そのあとに訪れる達成感に違いが…。



