『ローズ・ガーデンの金魚たち』 | 一寸笑閑話

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日常のなかの、考えや、思いつきを書き散らしています。

 この一つ前のブログに、『私の旧い知人のバラ園に両親を連れていく』、と書きましたね。
  そう、実際に、見に行ってきました。

  埼玉県川口市は、人口およそ56万人。
 日本に約40市ほどある「特例市」のなかでも、最多の人口を擁しています。
 
 あ、ちなみに、埼玉県は “市” がいちばん多い県なんですけど、私は全部言えません(東京23区は言えるのにね・悲)…。

…で、件(くだん)の『バラ園』、川口市安行にあります。
 安行は、全国有数の植木・造園のまちで、江戸時代からその名を知られています。
 そのためか、東京に隣接するわりに、緑が多いです。
 外環走ってて、まだ丘モドキが点在してるの、わかります。

 『川口市安行庵』で検索すると、きれいな写真つきのガーデンが出てきますから、庭の様子は、そちらをご覧ください。

 いえね、ホントは私も撮ってあるんですが、「ヘタッピな写真をアップするな」との、ご主人(もと、私の営業現役時代のお客さまです・(笑))の要望でして、宣伝は 大っぴらにしないことに…(^_^;)

 『安行庵(中山家)』の歴史は、古くまで遡ることができますが、特筆するのは江戸末期からになります。

  中山家は、武芸や学問を指南する名家で、明治以降には、文人との交流も深く、夏目漱石や正岡子規、高浜虚子などがたびたび訪れ、句会をひらいたことでも知られています。
中山家の当時の3兄弟(そのなかでも、中山稲青は俳人として有名です。)の作品が、そろって『ホトトギス』に掲載され、話題にもなりました。

現在のバラ園は、ご当主というよりは、奥さまの管理が9割(原種を好むご当主とは、趣味があわないばかりか、制限されるらしいです・(笑))、残り1割が ご当主の手入れだとか…(^_^;)

さきの東日本大震災で、福島県双葉町のバラの大家であった人を招き入れ、さまざまなチャリティー・イベントをなさったり、講習会をひらいたりと、多忙な日々のようでした。

私は まったくの門外漢ですから、バラの手入れは1年12か月のうち、10か月を要するだとか、原種は大半が1度咲きである(ふつうは、球根みたいに根っこがあれば、翌年も花を咲かせる)とかいうことを聞いて驚きましたね。

庭園のなかに、蔵を改造した休憩所があり、2階の窓越しにガーデンを眺めると、庭園のなかをゆっくり歩きながら観賞している人びとは、まるで金魚のようでした。

…そんなふうに、珍しく感傷にひたる私に、ご当主がひとこと。

「いやあ、『まみちゃん』てのは、じつに期待を裏切らないね、つくづく、名前とイメージが合ってる。まるくて美しい…」

…ほーら、やっぱりね。

「やあ、よく来たね、いらっしゃい♪(^_^)/」

で、済んだためしがないんだから(-""-;)。

わかってますッ。
次回までに絞ります!!

「あ、ところで、亭主はどうした?まさか、見限ったのか??」

「……違います、広島に単身赴任してます…(×_×)」

「そうか、そうか、、なら結構!(^^)v」

「………。」

まだまだ、お元気でありました…(* ̄ー ̄)ノ