マンガの試し投稿、続きです!










これで終わりです!
お付き合いいただきありがとうございました m(_ _*)m


これをスクールに提出したところ
先生から「友達になるという結末だけではやや物足りない」
とのお言葉をいただき、
「そうかなぁ、二人とも『本当の友達』を探していたんだろうから
    これでいいんじゃないのかなぁ」などと思っていたのですが
それこそ「作者の頭の中だけで展開している状態」ですね。

「友達がほしいな」とかいうシーンもセリフも描写もなかったし……。


あとよく考えたら私はこの二人の心情とか
考えていなかったような気がします。

不明な点としては、
・なぜこの狸さんは人に化けられたり、不思議な術を使えたりするのか
・少年に友達がいない理由はなんとなく分かるけど、
    狸さんに友達がいなかった理由はなぜか
・少年は狸さんに友達になりたいと言われてなぜ喜んだのか
・お互いどこに惹かれたのか
・狸さんはヒマだと言っているが、どんな暮らしをしているのか
などがありますね。


自分の中では、この少年は
おとなりさんちのワンちゃんの名前を知っていたり
熱心に生き物を助けていたりする
「生き物ならなんでも好き」というタイプです。

少年は狸さんに対しては
「助けてもらったら恩返ししなきゃいけない掟があるらしい。大変だな」
というような認識をしていて、
狸さんが義務とか仕事的な感じでつきまとっていると思っています。

なので最後に友達になりたいと言われて喜んだのでした。


でもよく考えてみたら、少年が狸さんに惹かれる理由って
「生き物好き」ということだけですね。

この二人の友情ってこの後どうなるんだろうか……
今考えてみると疑問が残る気がします。


少年は、ケガした生き物を保護しているのか、
ペットなのかは分かりませんが
家で生き物を飼っていました。


ということは少年は生き物の世界に介入しています。
そして介入しているということは、
今まで関わってきた生き物たちに思い入れがあるはずです。

少年が今まで助けた生き物といえば
多分、虫など小さな生き物だったでしょう。
じゃあ、小さな生き物に思い入れがあるはずです。

しかし狸は、雑食だけれど捕食者であり
ネズミやヘビや虫、鳥、カエルなどなんでも食べるそうです。


じゃあ、少年が急に現れた狸に「友達になろう」と言われて
嬉々として応じるのはなんか違う気がしますね(°ー°*)

お花を育てている人は、花に虫が付いたら追い払うと思います。
カエルや魚を育てている人は、
育てているカエルや魚が誰かに襲われそうになったら守ると思います。

なのに、今まで、困っている小さな生き物の味方であった少年が
急に捕食者と友達になるのはちょっと……。


この狸さんが植物しか食べない主義であるとかなら話は別ですが
そんな描写もないし
捕食者でも、それを補って余りある魅力があるなら良いかもしれませんが
そういう話の流れでもないし

また、少年が生き物を飼ったり手助けしたりしていなくて
「たまたま狸を助けただけの人間」であったら
狸が捕食者云々はそんなに関係ないはずですが……

中途半端に設定があるせいで
どれも微妙なところで止まっていますね。


少年がクラスから浮いてでも守りたかった小さな生き物たち……
そんな生き物たちを食べてしまう狸と、ある日いきなり友達になる……
じゃあ少年が今まで守っていたポリシーは一体何だったんだろう、
そこまで小さな生き物に思い入れがないなら
クラスで浮かないように普通に過ごして
人間と仲良くしときゃ良かったじゃんと思いますね。


そんなわけで今回の制作には課題が残りました。


ちなみに、狸さんは人間に化けられるなら
最初から人間に化けて
ワンちゃんを追い払っておけば良かったのではという気もしますが
これは「化け狸や化け狐は犬が苦手」という設定があるため
(確かそういう言い伝えか何かがあったはず……)
怖くて化けるどころではなかったということです。


ではこれで終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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