「ある閉ざされた雪の山荘で」
キャスト:重岡大毅、間宮祥太朗、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵ほか
監督・脚本:飯塚健
原作:東野圭吾


東野圭吾さん作品ですから、見たかった。
で、珍しく原作を読んでいません。
我ながらショックです。読まねば。

オーデションの最終選考で山荘に集められた7人の役者。
山荘にはあるシチュエーションが設定されており、山荘内各所のカメラで役者たちの姿を見る演出家が主役を選ぶという。
4日間、山荘で合宿をし、都度示されるミッションに挑む。
初日の夜、互いに自己紹介を行い和やかに歓談する7人だが、翌朝一人の女優が姿を消す。
そしてその日のミッションはその女優が消えた謎にかかわるものだった。
どこまでがリアルでどこまでがオーデションなのか。
次々に起こる殺人事件、互いに疑心暗鬼になるメンバーたち。
7人のうち6人は劇団「水滸」の役者で唯一久我は劇団外の人間だ。
久我は誰を信じ、誰を疑えばいいのか。
次第に浮かび上がる劇団の過去とそれに関わる人々。
やがて久我は、その真実に気づき…。

ダブルシチュエーションで頭が混乱する。
もう、思うツボにハマりまくりの私です。
毎回思いますが、また東野さんにやられました。
そしてもっともっとと繰り返されるどんでん返し。
もう、楽しくて仕方ないんでしょうね、こういう手法。
一つ目までは途中でわかりましたが、まぁ、ラストシーンまではね、そういうことか~ってなりました。
でも、何はともあれ、殺人事件と言いながら、そこまで悲惨じゃなくて、そこそこハッピーエンドに近い終わり方には共感します。
何かと思うところはあるものの、やっぱりできるだけ皆が幸せでいて欲しい。


「FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏」
監督:福山雅治、柊木陽太

映画なんですが、ライヴ、というちょっと変わった作品です。
フツーのライヴDVDではなく、ベースは2023年8月の武道館ライヴですが、そこに物語性を加えて、音とかアングルとか歓声とか拍手とか、さまざまな演出をほどこして映画作品にされたようです。
で、福山さんがこだわり抜いて4か月もの時間をかけて完成にこぎつけた、と聞きました。
鑑賞前は、普通にライヴ映像と何が違うの~って思っていましたが、明らかに違う、とは思いました。
こだわりも強く感じたし、いろいろと演出もなるほどな感じでした。

ある少年が福山雅治さんの武道館ライヴの会場に入るところから始まります。
MCもあるし、もちろん楽曲歌唱がメイン。
この少年は幼き日の福山さんで、時空を超えて自らのライヴを楽しみに来たともとれる感じでした。
何かの媒体で福山さんが語っていらっしゃったのは、この映画作品は客観的なライヴ記録ではない、ということでしょた。
ご本人が、こうあって欲しい、こう聞こえて欲しい、と思うある意味「理想的なライヴ」を再現させた要素があるそうで。
私にはちょっと理解が追いつかない部分もありますが、そして「音」に関しては耳が悪すぎてせっかくだけど受け止められない(伝わってこない)部分もありますが、それでも彼がこだわりたい気持ちは理解できる気がします。
ということで、その場にいた皆が感じたライヴと、誰も感じられなかったライヴが合体したような作品で、正直なところはちょっと感動しました(笑)
セトリは参加したライヴとほぼ同じ(一部異なる)感じでしたが、現場では行わなかった演出も加えられ、なかなか楽しいライヴ作品でした。
これはこれでいい感じだなと思ったので、きっとDVD(が出たら)買うことでしょう。

※これで1月分が終わりました。まだまだ続きます…。