「名探偵コナン VS. 怪盗キッド TVシリーズ特別編集版 DETECTIVE CONAN VS Ked the phantom thief」
キャスト(声):高山みなみ、山口勝平、神谷明、山崎和佳奈、松井菜桜子、緒方賢一、茶風林、林原めぐみ、岩井由希子ほか
脚本・構成:宮下隼一
原作:青山剛昌

4月公開の新作映画のプレ企画のように、TVシリーズを劇場版映画に仕立てる作品、今年で3年目かな。
今年は大好きな怪盗キッドが主役で、テンションがあがります。
ほぼ元のTVアニメをつなげただけの作品でしたが、どれも結構好きな作品だし楽しめました。
すべて展開もオチも知っているんですけどね、それでも面白いからコナン鑑賞やめられない。

収録されているのは全4話ダイジェスト。
第76話「コナン vs. 怪盗キッド」
画が懐かし過ぎて嬉しくなる。園子家族が面白い。
蘭ちゃんのドレスをキッドが着ているということは・・・?とコナンくん(新一くん)が焦るところ、好き。


第219話「集められた名探偵! 工藤新一 vs. 怪盗キッド」
とても好きなお話のひとつです。
登場人物の探偵たちが癖があり過ぎていい感じ。
名探偵の集まりの割に結構不甲斐ないし。
案外チームワークが良かったりもして、よくできていると思う。
プロローグの時計台の事件もツッコミどころ満載で好き。
運転免許証の番号、覚えようかと思ったこともある。

第356話「怪盗キッドの驚異空中歩行」
鈴木次郎吉相談役と愛犬ルパン(ビーグル?)の名コンビが素敵。
いつもスマートなキッドがコナンのせいで実はカッコ悪いことになっている感じが面白い。
これもツッコミどころ満載やけど、寺井(じい)さんとのコンビネーションがバッチリでいいなぁと思う。
寺井さんってあの見た目で、もしかして私より年齢が下?というのも、なんだかなぁです。それは阿笠博士しかりですが。


第472、473話「工藤新一少年の冒険(前後編)」
リアルに幼い新一くんの、自分の世界がすべてで自分は何でもわかっていると信じている子供らしさがとてもおバカで可愛い。
怪盗キッド(快斗くん)との因縁めいた縁の一端が見えて、これがまさかの後に開示される「真実」の大きな伏線だったりするのがすごい、と後になって気づく。
この頃から蘭ちゃんが新一くんを好きすぎて健気で可愛くてもうっ!って感じ。
子供らしい発想が何故かピタリと当てはまって謎が解けた気分になってたけど、実は・・・、っていうどんでん返しもいろいろと微笑ましくていいと思います。

ってことで、ほぼテレビアニメの復習版でしたが、とても楽しかった。
DVD出たら買うと思う。


「ウィッシュ(日本語吹替)」
キャスト(声):生田絵梨花、福山雅治、山寺宏一、檀れい、鹿賀丈史、原田泰造、濱田めぐみ、松たか子、鈴木福、小泉孝太郎、上戸彩ほか
監督:クリス・バック、ファウン・ヴィーラスンソーン
脚本:ジェニファー・リー

ザ・ディズニーな作品、とても楽しくて綺麗でよくできていると思いました。
恐らく、声優が誰でも見たとは思いますが、今回楽しみの一つは福山さんのアテレコです。
アニメは字幕と日本語吹替と両方見ることが多いのですが、今回は吹替のみ鑑賞。
ミュージカル的アニメだから、字幕も見ればよかったな。
オリジナルの声優さんたちの歌声、聞きたかったかも。

それはともかく、吹替声優さんもなかなか豪勢なラインナップ。
大物俳優さんたちはほとんどが「カメオ出演」的で、モブキャラだったりして、それも面白いと思いました。

本作はディスニーのアニメ100周年の記念作品とのこと。
テーマは「願いの力」
監督の一人はアナ雪を手掛けた方だそうです。
アナ雪に似た世界観もあり、ファンタジー全開でした。

物語の舞台は魔法の国、ロサス王国。
この国の国民は18才になった時に、自分の一番大切な願いをマグニフィコ国王に捧げることで、どんな願いもかなえられるという。
主人公アーシャは明るくまっすぐな17歳の女性、あるきっかけで国王の面接を受けるためその居室に入ることができ、そこで沢山の、願いが入った丸い玉を見る。
その一つ一つに国民の一番大切な願いが入っていて、それを国王が叶えてくださると信じ、無邪気にもうすぐ100歳になる祖父サビーノの願いを叶えて欲しいと王にお願いするアーシャ。
ところが王はサビーノの願いは危険と言い、願いはかなえられないという。
その時アーシャは国の本当の姿を察知する。つまり、王が良しとしない願いは永遠に叶えられないのだと。
叶える気のない願いは本人に返すべきだと進言するも、聞き入れてもらえずむしろ追われる立場になってしまう。
国を思い通りに牛耳りたい王は、実は偉大な魔術師で、思い通りにならないアーシャに業を煮やした王は禁断の魔術に手を出してしまう。
追われるアーシャは夜空の星に願いをかけて、可愛らしい願い星のスターと出会い、スターがふりまく魔法の粉(スターダスト)により、動物たちが話し出す。
国の本当の姿、叶わない願いのことを国民に訴えるも、アーシャは危ない立場に立たされてしまう。
彼女の味方はいないのか。王が永遠にこの国を支配し続けるのか?

もちろん、ディズニーアニメですから、えげつない終わり方ではありませんが、まぁ、勧善懲悪的えげつなさはそれなりにあって。
仕方ないとはいえ、王様はちょっと可哀相な気も。
いろいろと思うところはありますが、できれば、誰もが幸せな感じで終わるのが嬉しいかな。

生田絵梨花さん、上手ですね、歌。
もちろんアテレコもいい感じでした。
山寺さんは安定し過ぎていて普通に上手いし。
そして福山さんですよ。
あのちょっとわざとらしい発声が、傲慢で自分勝手でほぼ裸の王様状態の国王になんてピッタリなんでしょう、と思いました。
歌もね、上手だなと思いました。
ミュージカルの経験は恐らくないのだと思いますが、きっとすごく勉強されたんでしょうねぇ。
こだわりまくっている姿が目に浮かぶようです。

たぶん、DVD買うかな(笑)