能動語彙の上積みを目指して昨年10月から音読していた「究極の英単語3」ですが、音読を終了することにしました。
計57周しました。
今は音読の代わりに単語帳アプリを使用して習得を目指しています。
使用しているのはこのアプリ↓
音読を終了した理由は、掲載単語の中に受動語彙止まりでもよい(あくまでも私基準で、という話です)単語がかなり多く含まれていたからです。それらを全部音読するのは時間の無駄なのと、英会話スクールで教わった内容などをまとめたノートの音読の方にもっと力を入れたかったからです。
加えて、アプリを使えば、並び順をシャッフルしたり習得済みの単語を除外したりできて効率がいい、ということもあります。
受動語彙止まりでもよいと判断した単語(アプリに登録せず)
- 古英語…自分から使う可能性はゼロなので意味がわかればそれでいいと判断しました。
- 宗教用語…上に同じです。
- イギリス英語…これはかなり多く掲載されていました。以前どなたかのブログで「イギリス英語とアメリカ英語が混ざっていると違和感大」と見かけたので、私はアメリカ英語で統一するようにしています。
- フォーマルな単語…話し言葉ではまず使われないような言葉も結構な数収録されています。これに関しては全てを切り捨てることはせずに、「もっと簡単で汎用性の高い単語で置き換え可能で、かつ、その単語がフォーマルな文章に使用しても大丈夫なものか」という基準で切り捨てました。一応英検1級レベルのエッセイに使う可能性がありそうなものは残しました。
アプリを使い始めて感じたのは、スマホさえあればたとえ1分の隙間時間でも少しづつ進められるし、書籍と違ってレイアウトで覚えてしまって実際には身についていない、ということもないのでとにかく効率がよい、ということ。あとは、音声機能もついているので発音の確認ができる点もよいです。
ならば音読は無駄だったのか、というとそんなことはなかったと思っています(ま、負け惜しみじゃないです!!)。
単語アプリの使用は、受動語彙→能動語彙へステップアップするフェーズではすごく便利ですが、ゼロ→受動語彙の取得にはあまり向いていないように感じるからです。
あくまでも私の感じ方なんですが、「ゼロ→意味がわかるようになる」というステップでは、その単語がどういう場面で使われているのかを理解しながら覚えた方が覚えやすいように感じます。
例えば、なんの脈略もなく「judicious=賢明な」と覚える(しかもこの作業を何千単語も)より「It seems judicious to accept her offer.」という文章で覚えた方が意味を思い出しやすいし忘れづらいです。例文の音読を通して覚えると、judiciousという単語に出会った時に、「なんだかすてきな申し出をしてくれる彼女」が自然と脳裏に浮かぶので「これは引き受けた方が賢明だ」と芋づるで意味が思い浮かびます。しかも一瞬で。受動語彙から能動語彙へステップアップする際にもスムーズです。
このアプリはフォルダ分けができるのでhanasoや英会話スクールで習った単語もこのアプリで一元管理することにしました。
今のところは便利に使っているのでしばらくこれで運用してみようと思います。