娘のピアノの発表会でした。
一年生になってから、心が折れそうになりつつもなんとかここまで続けてきました。
なんとか発表会、体長を崩すことなく迎えられました。
そして曲の出来栄えは、正直に言いますと………。
ボロボロでした
なにこれ地獄?って感じ
当然です。一日一回しか弾いてないんだから。できるわけないのです。分かってた。
圧倒的に練習不足だから、わけ分かんなくなっちゃってる。左手の練習しないから、左手弾けない。ただそれだけなんです。楽譜見ながら確実に弾くことをしないで自分の記憶だけで適当に弾こうとするから、似たような箇所の違う部分にとんじゃってる。
でも、先生との約束通り、間違っても笑顔は絶やさずに礼で終われました。
それには拍手。
私はその後、他の発表者さんたちの素晴らしい演奏が記憶に残らないくらい意識がどこかに行ってました…
怒りというか、無念さというか、悔しさというか、恥ずかしさというか…
何とも言えない負の感情が渦巻いてました。ピアノを聞いているとは思えない顔をしていたんじゃないかな
だから言ったじゃん、ちゃんと左手も弾きなさいよって。
YouTubeずっと見てるとピアノに集中できないよって。
つまづいたところはその前からもう一度弾きなさいよって。
発表会出るのタダじゃないんだよ、リハーサルだって参加して時間を使ってるんだよ。
でも一方。
そもそも娘は発表会出たくないって言ってたしな。やりたくないのを無理にやらせたのは私だし。
という思いもあり。
めちゃくちゃせめぎ合ってました。
そして、発表会が終わる頃には
「ピアノの技術的なこととか練習不足を責めるのはやめよう。娘が人間的に成長できる糧にしよう。コツコツ毎日積み重ねることの大切さを伝えよう」と、どうにか自分の気持ちをなだめました
そして、ロビー外で娘と(ぎこちない顔で)落ち合ったのですが、娘からの第一声は
「ママ、発表会楽しかったよ」
めちゃめちゃ明るい声でそう言われまして、つい呆気にとられてしまいました。
あ、そうなんだ。楽しかったんだ。
………それならオールオッケーじゃん!!
知っている友達が一人もいない状況での発表会、緊張もしたと思います。心細くもあったはず。失敗しちゃったのは娘も残念だったと思う。
でも、終わってみたら娘はスッキリしたようなので、私の心の奥底にあったモヤモヤは全部消えました。
頑張ったね。
カッコよかったよ。
それから、攻める口調にならないように気をつけながら、コツコツ毎日練習することの大変さ、そしてその大切さを話しました。
娘も毎日頑張って練習したのは知ってる、でも他の子は娘の回数よりも多い回数をコツコツ弾いてきたんだよ。普段は大変でイライラしちゃうかもしれないけど、それって最後にはすごい力になるんだよ。
娘は「分かった!」と元気に返事してくれました(本当に伝わった?)
疲れましたーーー!!!
娘も褒めたいけど、ブチギレなかった自分も褒めたい
さて、来年度からは発表会には出ず、のんびりと曲を練習していきます。
娘の負担も少なくなるでしょう。
そして、いつか娘が一生懸命になれるものを見つけたいですね。