つづき
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フィットネス業界に転職してから
3年かけて摂食障害は終わりを迎えた。
想像した通り、仕事をするだけで
スリムな体型を維持できるようになった。
最初からうまくいったわけではないけど
3ヶ月に1回、半年に1回、1年に1回、
と緩やかに過食嘔吐のペースが減った。
シェアハウスに住んだことも
ペースが減った大きな要因になった。
また、同僚の(身体を動かすことが習慣づいてる人)
メンタルは基本的に強い。
彼らと毎日一緒にいた影響力もあるし
身体と心が連動しているのは周知の事実。
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共同生活を送れたことが自信となり
普通の生活を取り戻し始めた時に
現在の夫との出会いがあり、結婚した。
結婚生活では一度も吐いていない。
自分が目標にしてきたところには
辿り着いた。
7年目を迎えて思うことは
摂食障害を克服したというより
過食嘔吐しない日々が続いてる
だけなのかもしれないってこと。
結婚後、海外移住して
自分より2倍くらい大きくても
水着を着てビーチを楽しみ、
好きなだけ食べて明るく生き、
誰も体重や外見を蔑むことはしない
文化に来れたことはさらに視野を広げた。
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だが、しかし。
過食嘔吐の症状はなくても、
闘いはまだ続いた。
信じていることが
摂食障害として表に
現れているだけだから
結局仕事やめて海外に来てからも
体型維持の努力をし続けていた。
海外のカロリー高い食事
お菓子•スイーツを
受け付けたくなかった。
そんな風にダイエットをして
可愛い人は世の中ごろごろいるけど
私の場合はそれが辛かったし、
動きたくないのに痩せないと価値ない
食べたいのに太ったら価値ない
って思っていることに気づいたから
その思い込みを手放してみようと思った。
毎日身体を動かすこともやめたし、
食事制限もやめた。
毎日のようにチップスを
食べる日もあれば
一日一個と制限してた
アイスを3つ食べることもしたり
側から見たら大袈裟に思える
やり方だったけど、
我慢し続けてきた分
バランスを取れるまでに
“欲”を徹底的に貫いた。
動きたい時に動いて、
食べたい時に食べる。
今でもそんな毎日の積み重ね。
最高記録の体重を更新中だけど
どんな自分も好きになることに
意識を切り替えて実践中。
一番幸せな状態の体型が今なら
それが私の体型でなんじゃないか、
そんな考えの中にいる。
そう思え始めたら
自分の好きな岩盤浴やヨガを
取り入れて少し体型を整えよう
と意欲も湧いてきている。
吐いてた時も最高の自分
痩せてた時も最高の自分
一番太っている今も最高の自分
全部の自分を受け入れて
努力して健康を維持する自分も最高!
もう怖くない。
