縁というのは不思議なもので
私のところには
脳や体に麻痺がある方が
数名歌のレッスンにいらっしゃる。
杖をつきながら、足に歩行器をつけながら、
頑張ってベランダの階段を上がり
レッスン室に入る。
レッスンをしていると
どこか私は
心の中で涙を流していたり、
切ない思いになったりする。
いやはや、
教える側のコレペティの気持ち。
私がやってるときは
こんなにも歯がゆい気持ちなんだろな、、
とか。
そう、でも
できないんだよ!って叫んでいたり。
生徒さんを通して自分が見える。
で、結局逃げるな逃げるな!って
自分自身に叫んでる。
音を通して歌としてぶつかり合う。
歌を通して対話をする。
歌の凄さ
その人その人の人生が垣間見える。