私は今まで何人かの歌の先生と出会っています。

・歌の手解きを教えてくれた先生
・裏でずっと支えてくれた先生
・イタリア留学決意を向けてくれた先生
・ルーマニア劇場で歌う力を与えてくれた先生
・藤原歌劇団を勧めてくれた先生

まだまだ関わりを持った先生は沢山います。


その中でも私の人生に大きな影響力を与えた師匠は二人います。


一人は2番目に書いた先生。

若かりし頃のオードリーヘップバーンにそっくりでした。

キラキラ輝く美しい先生でした。
私が歌を本格的に始める道に導いて下さり
中学3年から次女が小学校に上がるまでゆうに30年ほど家族ぐるみで深く関わった先生です。

まぁこの間、壮絶な人生ドラマが生まれました。

この先生がいなかったら私は「生きれなかった」というような出来事もありました。



そしてもう一人。

もう一人は最後に書いた先生で、歌の師匠ではなく、コレペティの先生です。

私を藤原歌劇団に導いて下さった先生です。

コレペティとはオペラ公演本番までオーケストラの代わりをピアノで担ってくれるピアニストのことです。

何てかけば簡単に聞こえますが、オケのいくつもの楽器担当の部分をピアノ一台で請け負い、指揮者、演出家全てのまとめ役を行い、通訳も行う、全ての事が分かっていないとできない普通のピアニストとは違う重大な役割のことをいいます。
 

この先生とは私は一つしか年が違わなかったので、先生でもあり友達のようでもありました。


彼女をコンサートで紹介する時はピアニストであり師匠であり、私のパーソナルコーチでもある方と紹介していました。
まるでフィギュアの選手とコーチのように。


コンサート、オーディション、コンクール。
いつも一緒でした。


この先生にはプロ意識、忍耐力を教わりました。



どちらとも「濃い」関係だったんですね


濃いくなればなるほど私の場合は「依存」が生まれ、自由が効かなくなっていた…


ということをこのコレペティの先生から離れて初めて深く自分で自分を知ることができました。


❰愛情の支配❱なるものを感じ、自分で自分を苦しめていました。。


顔色や声のトーン、共感性、
色んなものから受ける印象で自信を失い、萎縮していきました。

話すことすらできませんでした。



それは紛れもなく❰生い立ち❱からくるものでした。。