母の介護を終え早1年。
多分体力的にも精神的にも限界を越える前に母は世を去ってくれたのでしょうけれど、何年も介護を続けていると、介護の無い生活に一抹の寂しさを覚えるのも事実。
まだまだ母と過ごしたかったと言う思いがあります。
特に何をした訳でもなく、只その日暮らしに終われていたような気が無きにしも非ずですが、必死で母のオムツを替え、着替えをさせてデイサービスに送り出す、あの慌ただしさが無性に懐かしく思い出されます。
掛かり付けの病院に行けば、お世話になっていたデイサービスのスタッフさんにお目にかかることもあります。
そんな時、母も一緒にいないことに物足りなさを感じます。
慌ただしくて、日々追いまくられているように思えた日々も、それなりに充実した日々となっていたのですね。
介護は人それぞれ。私がやって来たことが介護の全てではありませんが、ふとした折りに母とまたあの日々を送ってみたい。そんなことを考える私目であります。