修学旅行も終わり、落ち着いた頃
保健室の先生と担任の先生とお母さんが学校でお話しした

実は、自殺未遂する前から
先生はお母さんと話がしたかったらしい
でも私が
「親には言わないで」
って言い続けたから保留にしてくれてた
自殺行為してさすがに傷もひどいしお家の人にも今の状況知ってほしいから
お家の人に伝えてもいいか、聞かれてた
でも親に死のうとしたことを知られたくなかったから病院行くことも頑なに断ってきた

でも、私はあることに気がついてしまった
『欠時数がヤバイ!』

なにも思わず保健室にずっといたけど
『授業を欠席してるんだ!』

保健室に通ってることは親は知らない
毎日学校に行って授業を受けてると思ってる
どんなに隠し通しても成績表を見れば一発でわかる

そのことを保健室の先生に言ったら
「先生からこーいう事情があって保健室にいるってことを親に伝えてあげる でもそれを伝えるには今までのことも言うよ?」
って言われて、だいぶ迷った
でも欠時数のことを自分で説明できないから先生にお願いした

でもいつ話すかは私に教えてくれなかった
もし私に伝えると話し合う前にまた死のうとするから
でも私はいつ話すか、わかってしまった
お母さんが
「明日の6時に急遽用事できた」
って言ったからだ

次の日の昼休みに保健室の先生に
私「今日、お母さんと話するんやな」
先生「さぁ~」
私「今日の6時に話するんやろ⁉ お母さんが昨日、明日の6時に用事入ったって言ってたから自分の事ってわかった…」
先生「そうやで」

私は不安だった、怖かった、親の反応が…
放課後にF先生のところへ
私「今日、保健室の先生とお母さん話してやけどお母さんの反応が怖い…」
先生「なにが怖いん?」
私「お母さんが怒ったりしそう…」
先生「怒られるようなことしてないし、怖くないよ」
って手握ってくれた
(修学旅行のお土産も渡したらめっちゃ喜んでくれた!!)

その日は保健室の先生は会議だったから放課後は大人しく帰った
夜の7時頃、お母さんが家帰ってきた
「イヤホンしてたらコミュニケーションとれへんで」
って優しく言われた
私がお風呂に入りに行ったらお母さんが来て抱きついて
「構ってあげられへんくてごめんな」
「あなたの事どーでもいいことないから」
「お母さんは不器用やから1度に2つも3つもいろんなこと出来へんけど…」
「こどもより大事なものはないから」
とか色々言われた
お風呂行くのを狙ってたんだと思う
腕の傷を見るために…

それからしばらく、親は私のことを気にして優しく接してきた
私はそれも怖かった
先生がなにを伝えたのか気になったけど
3連休の前日だったから
月曜日まで先生に会えなかった

そして月曜日、
朝SHLが終わってすぐに保健室へ
その日は1時間目~放課後までずっと保健室で過ごした
1,2時間目は保健室の先生とお母さんがなにを話したかを聞いた
先生は
・リスカしてること
・自分がおらへんほうがいいと思ってたこと
・修学旅行のこと
をお母さんに伝えたらしい

お母さんは
私がチョコとアイスをいっぱい食べてること
とかを先生に話したらしい
詳しく教えてくれなかった

2時間目の終わり~3時間目が始まる前までは
偶然なのか、F先生が保健室に来てくれた
私は処置台に寝転んで本を読んでた
私がF先生の腕を掴んだら
「先週の木曜日の19時頃ものすごく切りたかったやろ!?」
「ものすごくしんどかったやろ?」
「色々モヤモヤしとるな~」
「切りたい衝動我慢してるんやな!?」
って色々読み取ってくれた
F先生は透視で思ってることとかを読み取ってくれるし
しんどい思いとか辛い思いとかわかってくれる

私が実はしんどいってことを聞いた保健室の先生は
心配してしばらく私のそばを離れなかった
ずっと手を握ってくれてた

4時間目、みんなが体育をしてる間に先生と一緒にカバンや勉強道具を取りに教室に行った
保健室でお弁当を食べて、テスト勉強してた(期末考査直前だった)
途中から寝てたけど…

他の人には
「授業サボらんと頑張っていきなさい!」
「この時間だけやで、保健室おれるのは!」
って言ってるけど私にはそんなこと言われなかった
「どーして授業行きたくないの?」
って聞かれて
「嫌やから」
って言ったらもうそれ以上なにも聞かれない、無理矢理行かせようともしなかった

先生は私が3連休で切ってるって思ったらしく
「2週間どこも切らずに我慢した」
って言ったらスッゴクほめてくれた

「私があなたを守る」
って先生に言われてうれしかった

「先生は生徒にお菓子とか物をあげることは絶対しない」
って他の生徒に言ってたけど、私しかいないときに
「チョコ好きなんやろ~?これあげるわ」
「みんなには秘密にしてや」
って言ってキットカットもらった
帰るときに
「お母さんにまた色々聞かれるの嫌やな…」
って言ったら
「明日も授業行けへんかったらここおいで だからちゃんと学校には来てね」
って言ってくれた

ずっと保健室にいても私だけは追い出すことはなかったし
家の様子やお母さんとの関係も毎日心配してくれた

その日から期末考査までの3日間は
1時間目から放課後まで保健室で過ごすようになった