12月の最初の週末
転勤で遠くで暮らしてる兄が久々に帰ってきて成人式の話してて
私の成人式の話までしてた
振り袖のこととか…

私は二十歳まで生きたいと思わないし
成人式なんて行きたくないのに
「成人式行くの当たり前」
「振り袖早く決めな」
って言われて辛くなった
死にたくなった

週明けの月曜日
この日から半日授業で
しかもこの日は午後から当番実習があったので保健室に行ける時がないと思ったので
紙にある程度、しんどくなった内容を書いた

~朝SHL後~
私 教卓に行く 「これ、先生に渡して」
担任「誰先生?」
私「保健の先生」
担任「(保健室の)先生か?」
私「うん」
担任「(保健室の)先生に渡したらいいんやな!?」
私「うん」 

~当番実習後~
実習中に怪我したのと前からある怪我の消毒してもらいに保健室へ
私 扉開けて 「消毒してほしい」
先生「なんで?」
私「ここ(前から怪我してたところ)…」
先生「とりあえず入りなよ」
私 入る
先生「絆創膏貼ってあるやん」
私「取れかけ… 絆創膏の中まで汚れてる」 見せる
先生「じゃあはがして」
私 はがす
先生「これやったら消毒せんでもいいわ 手洗って」
私 洗う
先生「これ(ペーパータオル)で拭いて」
私 拭く
先生 絆創膏貼る 「あんた、ちゃんと手拭いてよ 濡れててはがれるやん」 拭いてくれる 「すぐはがれるから… もう一個あげるから、もう終わりやろ?」
私「終わった」
先生「着替えるときにはがれたらこれ(絆創膏)貼りな」
私「うん」「あとで来ていい?」
先生「いいけど、長い時間おれへんで」
私「うん 5時までやろ?」
先生「5時前やけどな」
私「うん」

~着替えてから保健室へ~
私 両手ふさがってたからノックせず扉開けて入る
先生「それ(箱)なんなん?」
私「C,A,K,E」
先生「ケーキね」
私「ここ(保健室)暑いな…」
先生「向こう(保健相談室)置くか?」
私「うん」 保健相談室に置きに行く 
先生「私、朝おらんかった? おったんやけど?」
私「知らん…」
先生「担任の先生からもらったから…」
私「あー、SHL終わってすぐ渡した」
先生「見られてないんかな~とか思わんの?」
私「見ちゃったん?」
先生「わからん でも封してないから見れるやん」
私「確かに… いつもらったん?」
先生「1時間目終わる頃かな? 体育教官室行くついでに寄ったんかな? 担任の先生は朝忙しいからな 授業の準備とかで」
私「あー なんも言ってなかったん?」
先生「これ…って渡されただけ」
私「そーなんや…」
先生「『助けて』って書いてあったけど、私どーしたらいい?」
私「助けてほしい」
先生「私はお母さんと話するくらいしか無理やで」
私「え~ お母さんと…」
先生「うん」
私「どんなこと言うん?」
先生「こんなことでしんどいらしいですって」
私「先生、言わんでいいことも言うもん…」
先生「そりゃ、言ってしまうよ どーいう過程でこんな思いしてるのか伝えないと」
私「うーん どんなこと言うん?」
先生「『成人式の話は控えてください』とかそーいうこと」
私「うん」
先生「『こんなことはあまり言わないでください』みたいなこと言おうと思っとる」
私「うん…」
なんか色々話して
先生「悪いこと言うだけやないからな」
私「なに言うん?」
先生「最近は切ってませんよ、とか?」
私「それは言わんでいい でも切ってないで」
先生「それは偉いやん」
私「うん」
先生「でもお母さんも気にしてると思うで 本人には言えんから聞いてないけどさ」
私「でも、そのこと言ったら腕気にして見てやん… もし、切ったときなんか言われるやん」
先生「そーかな…」

私「切ったらダメやから壁殴ろうかと思った でも家倒れそうやからやめた」
先生「そんなんで倒れる家なん?」
私「倒れへんやんな… じゃあ殴るわ」
先生「でも壁殴ったらそれはそれで言われるで」
私「わかる?」
先生「音するやん」
私「ほんまや…」 

先生「今、死んだってなんも変わらんよ?」
私「でも…」
先生「就職してからも嫌なこともあるやん そのたびに死にたくなるんちゃう?」
私「うん だから就職してしんどくなって死ぬんやったら、今しんどいの乗り越えても意味ないやん」
先生「でも1年前、死にたい死にたいって言ってずっと切ってたけど今も生きてるやん」
私「それは…」
先生「この1年、嫌なことばっかりじゃなかったやろ? 楽しいこともちょっとはあったやろ?」
私「うーん まぁまぁかな」
先生「あなたは楽しいこととかあんまりないからな…」
私「うん…」

私「家帰りたくない」
先生「帰らんでいいんちゃう?」
私「え!? でもケーキあるからな…」
先生「ケーキ持ってウロウロすればいいやん」 
私「ほんとは、今日飛び降りようと思ってた」
先生「どこで?」
私「学校…」
先生「なんで学校やねん」
私「じゃあどこがあるねん… 高いところないもん…」
先生「確かにないな…」
私「8時くらいまで教室に隠れて、みんなが帰った頃に飛び降りて、朝見つかるってやつ」
先生「嫌じゃない? みんなに見られるんやで」
私「いいよ 死んでたら」
先生「私は嫌やな みんなの前で血流してるの でもあなた、人に対する憎しみがあるからちゃんと向こうの世界行けなさそう」
私「あ~」
先生「よーあるやん 交通事故とかした人で未練がある人はさまよってたり、上から見てるって」
私「あー、2,3日くらいは見てるんやろ」
先生「体験したことないからわからんけどさ ほんとにそんなのあるかわからんけど、あなたならありそう」
私「それは思う」 
先生「お母さんに言いたいことあるんやったらこらえんと言ってみたら?」
私「言ったって意味ないもん 言い返されるし」
先生「言い返されたら言い返す」
私「言い返したって負けるもん」
先生「確かに負ける でも自分の思い伝えてみな」
私「言ったってわかってくれへんやん」
先生「ブワーって言われるかもしれんけど、お母さんも冷静になったら《あーいうこと思ってたんや》って思ってくれるかもしれんで」
私「思ってくれへんわ」
先生「思ってくれると思うで 私もそうやもん 冷静になったら《そんなこと思ってたんや… ごめん…》ってなるもん」
私「それは先生やもん お母さんはないわ」 先生「そーかな?」

先生「嫌なことあったら切るんじゃなくて違うことにぶつけたら?」
私「なににぶつかるん?」
先生「ぬいぐるみとか?」
私「かわいそう かわいいから…」
先生「そこ!?」
私「ディズニーのぬいぐるみしか持ってないもん かわいそうやん」
先生「私もディズニーのものばっかりやわ でも何回か殴ったりしたことあるわ」
私「かわいそ…」
先生「お皿割るとかは? お茶碗」
私「お茶碗割りたくない ディズニーのやもん ディズニーシーで買ったやつ 今はもうないし」
先生「他にもお皿はあるやん」
私「やけど… お皿割ったら他の人に迷惑かけるやん 切るんは他の人には迷惑かからんやん」
先生「一緒やと思うけどな…」「なんかものに当たったら?」
私「水筒投げたことはあるで でも怒られた」
先生「そりゃ、怒られるよ」
私「やっぱり壁殴るんがいいな」
先生「殴ってもいいけど私はさいさい処置せーへんからな 自己責任で」
私「せんでいいよ てか、最近処置してもらってないで」
先生「そやけど… 今日したやん」
私「あれは、しゃーないやん」
先生「あのくらいの傷なら消毒せーへんほうがいい グチュグチュになってないから 膜張ってたから」
私「あー」
先生「余計な消毒は良い菌まで殺すからな」
私「うん」 
先生「でも週末、教習あったからよかったんちゃう?」
私「よくないよ… 体動かんかったもん…」
先生「でも頑張って行けて偉いやん」
私「うん…」
先生「問題は週末やな…」
私「そやで」
先生「でも教習とか入ってるからまだよかったんちゃう?」
私「うん」 
先生「教習は順調?」
私「ヤバイ…」 
教習所の話してて
先生「教習のことも、家のことも色々大変やな」
私「うん…」
先生「そろそろ帰ろか」 帰る準備する
私 保健相談室にケーキ取りに行く
先生「それ(箱の上に乗せてるフルーツが入った袋) 落としそう…」
私「落とさんよ」
先生「箱の中に入らんの?」
私「入らんで ケーキ入ってるもん」
先生「生クリーム?」
私「そやで ケーキやで 見る?」
先生 こっちくる
私 見せる
先生「サンタ上向いてる… 生地って半分にきってるん?」
私「うん クリーム入ってる」
先生「高さ、低くない? みんなこんなもん?」
私「上手い人はもうちょっと高いけど…」
先生「他の子はこんなもんなん?」
私「うん なんで?」
先生「低いから」
私「膨らますやつ入ってないから」
先生「空気で混ぜるんやろ?」
私「そやで 自分はちょっと失敗してん」
先生「え!?」
私「混ぜすぎて、空気抜けた…」
先生「ほんまか… でも○○さん(私)でこんなんやったら私がやってもこうなるんやろうな」
私「え…」
先生「ケーキ持って帰れるん? お母さんに迎え頼んだら?」
私 スマホ見る LINE入ってたから電話した
電話終わって
先生「よかったやん 来てもらえて」
私「うん…」
先生「やっぱりそれ(フルーツの袋)落としそうで怖いわ」
私「大丈夫やって」
先生「電車やったらどうやって持って帰るつもりやったん?」
私「フツーにこのまま」
先生「落としそうで気になるわ…」
私 保健室出る
先生「明日、今日のお母さんの状況教えてね あ、でも来れへんのか?」
私「え!? 来れるで」
先生「教習じゃなかった?」
私「2時半からやから大丈夫 行っていいやろ?」
先生「うん」
私「行くからおってな 絶対やで」
先生「絶対はないけど… おるつもり」
私「うん」