皆さまこんにちは。
新元号「令和」時代が始まり、新緑が眩しい季節となりましたね。
いかがお過ごしでしょうか。
私は東京に住んでちょうど1年が経ちました。
音楽を通して、沢山の方々と出逢い、こうやって続けられていることに感謝です。
本当に有難うございます。
私にとって5月は「リトアニア」を思い出す季節でもあります。
爽やかで湿気のない気候、新緑と青空。
留学時代の2013,2014年5月に演奏で訪れた大切な国です。
その中でも特に印象に残っている場所がこちらの「十字架の丘」。
実際に目の当たりにし、物凄い衝撃を受けました。
十字架の丘の始まりは17〜18世紀。
独立を目指し蜂起した犠牲者を祀るため、遺族が十字架を立てたと言われています。
その後もリトアニアは第一次世界大戦ではドイツ、第二次世界大戦ではロシアの支配下に置かれました。
1990年の独立まで、幾度となく苦しい時を乗り越えて今のリトアニアがあります。
この場所は2001年に「リトアニアの十字架の手工芸とその象徴」として、
ユネスコの無形文化遺産に指定されています。
私達も滞在中お世話になっていたリトアニア人のママから預かってきた十字架を捧げてきました。
リトアニアでは、リトアニア語が公用語。
親世代とはロシア語で会話し、若者世代ではロシア語は少数で英語で話しました。
ここからも歴史的背景を強く感じました。
特にママとの会話では、
1990年独立の背景や200万人が手を繋いだバルト三国の「人間の鎖」に参加した話、杉原千畝さんの「命のビザ」の行い等、
いま「平和」であること。を穏やかな笑顔で話していたのが印象に残っています。
令和が平和な世の中であること、
皆さまにとって輝く時となることを心より願っています!
今日も素敵な1日を!
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