皆様こんにちは。

 

卯月も半ばを過ぎ、穀雨の時節をむかえております。

百穀を潤す、柔らかな春の雨が降る頃。

 

先日、国立新美術館にて、マティス展を鑑賞してまいりました。

 

 

この日は好天に恵まれ、

クリエイティブなお仕事や活動をされている皆様とご一緒いたしました。

 

 

原寸大で再現されたロザリオ礼拝堂内部。

建築、内装、上祭服、小物類等、

マティスがトータルで設計、制作に関わった晩年の集大成。

時間とともに移ろうステンドグラスの光が美しい。

 

初来日の、切り紙絵の大作『花と果実』。

シンプルな中に、ワクワクするような楽しさを感じます。

 

木炭による下描きの線が残された『ブルー・ヌードⅣ』。

最晩年の魂を込めた切り紙絵作品のひとつ。

下描きが後押しをしているかのような、美しい作品です。

 

 

今回は、美術ライター 松井亜樹さんもご一緒でしたので、

お話しをお聞きしながら、あらためてマティスを感じることが出来た、

貴重なひとときでした。

 

『マティス 自由なフォルム 完全ガイドブック』の中に、

松井さんが記された「マティス84年の物語」が掲載されております。

ご興味のある方は、ぜひご覧くださいませ。

 

鑑賞後は、美術館近くのお店で乾杯!

総勢8名の女子会と相成りました。

 

ふと、グラスの中に、

晩年のマティスを包んだ、南仏の光を見たような気がいたしました。

 

それでは、ごきげんよう。ありがとうございます。桜