射雕英雄伝 29話~39話 | 海外ドラマにfallin love

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いつのまにか完全にレビューブログになってしまいました(笑)

かなり、作品としての完成度も高いこの「射雕英雄伝」


残すところあと数話・・・寂しいです。


でも・・・


↓以下ネタバレで打ダラダラいきたいと思います。














































郭靖と黄蓉。


この2人はずっと一緒で、


ずっと気持ちはお互いを想いあっている。


ライバルや三角関係などに発展するような隙はない。


というところが、とてもよかったのですが・・・


だんだんクライマックスに近づくにつれて、


やっぱり乗り越えなければならない壁が・・・。


黄薬師が江南七怪を殺すなんてことは、


みている私としてはありえないと普通にわかるし、


そんなふうに描かれてもいるのですが、


それがこの2人を引き離してしまうとは・・・。


なんとも、みていて早く解決してほしい。


と思わずにはいられませんでした。



でもそれは必要なものでもあるのかなぁ。作品として。


けれどやっぱりモヤモヤしていた数話。


そんな中、黄薬師の圧倒的強さと、


娘への愛情の眼差しがあり・・・


黄蓉とのかけあいもあり、


七洪の存在などで


モヤモヤした感じは緩和されました。


そしてやっと誤解が解け・・・


それと同時に楊康があっけなく亡くなってしまいました。


神ちょう侠侶では、


楊康を殺したのが黄蓉ということで・・・


大きくエピソードが展開しますが、


それがこういうことだったのか・・・と。納得しました。


でも黄蓉は意図してのことだったのか・・・。


(してなかった感じのほうが強いかな)


それにしても本当にあっけなかったですね・・・。


でも変に郭靖との義兄弟エピソードなどを持ち込まれるよりは、


よかったのかも。


それにしても黄蓉は頭が切れますね。


こういう人って今までみた武侠ヒロインにはいなかったなぁ。素敵です。


しかも全ては郭靖への誤解を解くため。


そんな黄蓉に対して、


ここらへんのエピソードでは共感できない郭靖ではありますが、


今まで積み上げてきたこの主人公への好感度は・・・


そう簡単には崩れません(笑)


そうして、


誤解が解けて黄蓉を探しに。。。


それから舞台は蒙古へ。


本当にクライマックスになってきたんだなぁと感じさせられます。


楽しい中原の旅のシーンはもう見られないんですね・・・。


蒙古では大ハーンに頼りにされ、


黄蓉のおかげで功績も得た郭靖。


そんな中で、


欧陽鋒との戦いも描かれているわけですが、


完顔洪烈への憎しみに比べてこの人へは寛大な郭靖。


もう憎しみは心の奥に沈めたのでしょうか。


でも結局完顔洪烈を捕まえたときも、


感情にまかせて殺すことはなく、


黄蓉との将来を考えて大ハーンに差し出したのだから、


憎しみよりも愛を優先した・・・ということなのでしょう。


これでコジンとの結婚をやめさせてもらえる・・・


と思ったら、


褒美は「殺戮を止めさせてもらうこと」だなんて・・・


一瞬、どうなの?と思いましたが、


ちょっと考えてみれば郭靖の気持ちもわかります。


郭靖の心情としては、


「コジンと結婚する」なんて口では言っていても、


無意識のうちに黄蓉のことしか考えていないのでしょう。


だから結局は大ハーンに許しを得なくても、


お母さんと黄蓉を連れて逃げればいい。


というような感じでしょうか。(そこまでは思ってないかもしれませんが)


でもそんなこと関係なく、


目の前で無意味に殺されていく人たちを敵国の民であっても、


見捨てられないのは何ともこの人らしいです。


そして残すところあと数話に・・・。




ここまでみてきて、


本当に展開も構成も今までみた武侠ドラマとは違ってしっかりしているなぁ


と感じます。


見習ってほしいです。


最終話まで見終えたら、1人ずつのキャラについて振り返りたいなぁ


と思います。


しかし、リーヤー・ポンかっこいいなぁ。