*6月の記録* | ♡まみ日記♡

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フルタイムで働く兼業主婦です。食べることが大好きな夫婦と豆柴との日常を綴った記録です(﹡ˆᴗˆ﹡)♡

ボーダレス  誉田哲也
歌舞伎町ゲノム  誉田哲也
ノーマンズランド  誉田哲也
風神の子  道尾秀介
満月の泥枕  道尾秀介
燃える波  村山由佳
少年は死になさい…美しく  新堂冬樹
悪魔と呼ばれた男  神永学
夏の陰  岩井圭也



神永学さんの作品は初めて読みましたが
とてもおもしろくて一気に読了しました。

死体に逆五芒星の刻印がある
連続殺人事件。
警察内部では
「悪魔」の仕業だと言われていて、
事件を追うために
犯罪心理分析官の女性刑事と
“予言者”と呼ばれる敏腕刑事の2人が
特殊犯罪捜査室に配属されます。

個人的に
特殊能力で事件を解明するという
ストーリーはあまり好きではないですが、
それでも誰が「悪魔」なのか
予想外の展開に
最後まで飽きずに読めました。

こういう本ばかり読んでいるので、
街で警察官を見かけても
汚職まみれなんだろうなと
勘繰ってしまいます。笑



岩井圭也さんも初めての作家さん。
昨年デビューされたばかりで
「夏の陰」は
今年の4月に刊行された2作目です。

警官を射殺した末に
自殺した犯罪者の息子と
殺された警官の息子が剣道を通じて再会。
正反対の立場にいながら
日陰の人生を歩んできた二人の物語です。

ありがちなテーマですが、
今回は加害者側に感情移入してしまう
ストーリーだったので
最後に未来が見える展開で救われました。

エピローグは賛否両論ありそうですが
わたしはよかったと思います。