大切な人を失うということは

その人のその後の人生に大きな影響を与える。

 

エヴァはたくさんの人を見送った。

その数は多いし、

そして終わりがあまりにも悲しすぎたものもある。

 

それは今もエヴァの心を苦しめる💔

 

あの時、自分はもっと何かできたのではないか、と。

終わらない後悔がずっとエヴァを苦しめてる。

 

エヴァは優しい。

だからこそもっと何かできたのではないかと

思うのかもしれない。

 

優しいからこその苦悩。

簡単に忘れられないからこその苦悩。

 

唯一無二を失えば

その代わりはこの世界に存在しないから🌷

 

 

この曲は

エヴァの好きなアーティストの

『Before You Go』って曲。

日本語訳すると

『あなたがいなくなってしまう前に』

 

これは自ら命を絶った自分の友達を思って作った曲。

 

(和訳付きの動画はこちら🎧🎶)

 

この動画は

コロナ禍の時に彼の家で撮られたもの。

 

会えない未練や後悔を残しながら

大切な人を亡くした人たちのために、

彼らの悲しみが少しでも癒えるように

彼はこうして部屋の一室から歌って配信していた。

 

サビで彼はこう歌う。

 

あなたがいなくなってしまう前に

So before you go
あなたのその動悸をとめるために

僕に言える言葉はあっただろうか
Was there something I coulda said to make your heart beat better?
あなたが嵐の中にいると知っていたなら
If only I'da known you had a storm to weather

あなたがいなくなってしまう前に
So before you go
その痛みを止めるために

僕に言える言葉があっただろうか
Was there something I coulda said to make it all stop hurting?
あなたに”自分に価値なんかない”と

思わせてしまったものが死ぬほど憎いよ
It kills me how your mind can make you feel so worthless

あなたがいなくなってしまう前に…
So before you go...

 

 

動画撮影時、彼はまだ24歳。

こんな歌詞を書けるのが本当にすごいよね。

 

この曲は冒頭でこう歌ってる。

 

僕らのすべての瞬間を僕は上書きしていく

Our every moment I start to replace‘

今 全ての瞬間が消え去って
僕があなたに

言わなければならなかった言葉たちが聞こえるから
Cos now that they’re gone all I hear are the words that I needed to say

 

荒れた水が徐々に凍りつくように
君が水面下で苦しんでいた時に…

When you hurt under the surface
Like troubled water running cold

 

時間が解決するってよく言うけどさ、

これだけは時間が解決してくれないんだ
Well, time can heal, but this won't

 

 

エヴァは私にこう言った。

 

「彼らが死を待つまでの間、

自分に何かできたんじゃないかっていつも思うんだ🐻‍❄️

ただ祈るだけじゃなくて、

寂しく辛い時間に

もっと寄り添ってあげられたんじゃないか、

もっと一緒に時間を過ごせたんじゃないか、

もっと何か言えたんじゃないか、

もっと抱きしめてあげられたんじゃないかって🐻‍❄️

 

そんな終わらない後悔が

今でもエヴァの心を苦しめる。

 

もう何年も前のことだけど、

本人にとっては

まだ昨日のことのように鮮明で。

 

私はその呪縛を解くことができない。

だから私はただエヴァのそばにいる。

 

 

でもね、

私は思うんだ。

 

エヴァのその涙すら美しいって。

 

だってその涙は

エヴァがその人のことを

とても愛していたってことだから。

 

だからそれは決して

女々しいことじゃないと思うんだ。

 

 

ちなみにこの曲を歌っているアーティストさんは

この後、病気になってしばらく歌が歌えなくなった。

 

彼が患ったのはトゥレット症。

トゥレット症は体質的な疾患で、

発症原因はまだ正確に解明されていない病気。

遺伝的に起こる場合が多い体の病気だと言われている。

 

自分の意識に関係なく筋肉が動いてしまうので

声帯をコントロールできない。

声をうまく出すことができないどころか

日常に大きな影響をもたらすこともある病気。

 

彼はうまく歌えなくなって

歌手を辞めることを考えていた。

歌の歌えない自分に価値がないと思ったから。

 

治療のための薬のせいで

以前の体型が失われていくことも

彼のアーティスト魂として耐えられなかった。

 

でも彼が大きなコンサートで

声が出なくなって歌えなくなった時、

会場のお客さんは大合唱で彼のライブを支えた。

 

 

彼はこの光景を見て、

“こんな自分でも僕はまだ歌う必要がある。

どんなに恥ずかしい姿でもいい。

こんな人たちもこの世の中にいるって

僕は知ってもらうために歌うんだ”と。

 

彼が知らぬ間に

音楽を通して救ったたくさんの人たちが

彼の窮地を救った。

 

もうダメだと思っても

それはいつかのどこかの未来の自分ときっと繋がってる。

私はそう思うから🌟

 

私たちはどんなに苦しくても

今日を生きるしかない🌱

 

小さな幸せを見つけて

できるだけ笑って

できるだけ幸せに🌷

 

だから今日も私はエヴァの隣にいるよ🐻‍❄️🌸

それが私にできる唯一のことだから🐰🌼

 

 

 

 

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