こんにちは!
森のようちえん まめとっこです。
新年少つぼみさん、2日間の慣らし保育を終えて昨日から預かり保育が始まっています。
新しく入園してきた5人はみんな元親子組さやまめさん。
それぞれ2年くらいさやまめに通ってからようちえんに入園しました。
親子組さやまめを経てようちえんに入園してきた親子はこれまでに何組もいましたが。
お母さんと一緒に通っていた親子組からようちえんに一人で通うようになるときには、さびしくて泣いたり保育に入っている大人の手にすがって離れなかったりすることがあります。
逆に?!朝の会の集まりの場からすたこらさっさとエスケープする子が続出した年もありました。
そんなこともあって、
今年の預かり保育初日は、どうだろう?
だれが泣くかな、今日はきっと体力使うぞ〜と楽しみ半分武者震い半分で保育にのぞんだのです。
そしたら…
ド肝を抜かれるほどに
過去イチ平和な一日でした…!
自分で上着を着て、リュックを背負う。
助けてほしいときは、助けてほしい部分を伝えてリクエストする。
園舎に向かう途中で、地域のおじさんの作業を見守る。
寄り道をして、ジューシーなスイバに舌鼓をうつ。
毒草を教えてもらって、「あ、あれも同じだ」と自ら判別しはじめる。
(ムラサキケマンとウマノアシガタ。ウマノアシガタは子どもの頃「へびの花」と教えられてた)
こんなに大きな荷物を持っているのに、足取り軽く、おしゃべりも歩みも止まらない。
今の自分のことだけじゃなくて周りの人にも目が届いていて、「走ったら転ぶよ」「お母さんがいつもごはんをつくってくれるんだ」とか、余裕を感じる。
笹の枯れ枝を集めたビニール袋に大きな穴が空いているのに気がついて、さらに穴を広げてやろうと袋をはさみで切り始めるKOくん。
それを見て大笑いのAKちゃん。
ロープでつくった簡易アスレチックで遊ぶ。
MAちゃんが遊んでいるのを、双子の姉MKちゃんが見ていて「あっち側は未来なんだよ!未来に行ってきまーす」とロープの向こうにタイムリープ。
この双子ちゃんは、普段からおうちでも空想遊びをよく楽しんでいるんだろう様子が伺えた。
言葉に独特な毒のスパイスがきいていて面白い。
TRくん。この方は、お母さんがいたら確実にお母さんを呼んでいる場面。「できない自分で、助けてもらう自分」を選んでいる場面。
朝ちょっとだけ泣いたけど、時間がたつごとに不安がほどけて、「おれはできるはずだ、やってみる」に変わった。
(言葉にはしていないけれどそんな雰囲気)
転んで、
自力で立ち上がって、
最後に上体をもっていかれそうになっておそらくヒヤッとしながらグッとたえて、
のぼりきってホッと&おれはやったぞの表情。
ここまで一言も声を上げず、黙々と自分の課題に向き合ってた。
「できない自分をやって守ってもらう」を選ばず、「できるはずだ」を選んでいた。
できたあと、本人も「できた」と言わなかったし周りも反応しなかった。
「できない」が前提ではなくて、彼は「できる」と確信を持っていたんだと思う。
これからの日々の積み重ねで、どんどん自信や確信を深めていくはず。
双子の姉妹は別々の場所で別々の相手とお昼ごはん。
(ちなみにこのさらに下の段に、年長みのりYKちゃんが一人でいらっしゃる)
KOくんは初のナイフに挑戦。
安全な使い方を大人から聞いて、そのように頑張ってみる。
みんなそれぞれ好きな場所で、好きなタイミングで好きな遊びを選んでた。
その人らしさがバクハツしていておもしろかった。
過去イチ平和な預かり保育初日だったけど、またこれから子どもたちは一人ひとり成長するし、それによって集団の姿も変わっていく。
成長は、常に右肩上がりではなくて必ず停滞や後退に見える状態を経るもの。
だから、ずっと今の平和な状態が続くわけじゃない。
同じ状態であり続けるのを求める、もしくは同じ状態が続くと思い込むのは、成長のプロセスを否定し成長を抑制する(望まない)ことと等しい。
「〜であるはず」と思い込まず、「〜であってほしい」と期待もせず、「今のこの人はどんな状態なんだろう」と常に新鮮な視線を子どもたちに送りたい。
大人に対しても、自分にもね。
(文・写真:代表ちほっち)
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